(VOVWORLD) -1日、首相官邸で、日本を訪問中のベトナムのグエン・スアン・フック首相は、安倍晋三首相と会談しました。
(写真:VGP/Quang Hieu) |
会談で、両首相は高級レベルの相互訪問の維持を通じて、政治的信頼を強化することで一致しました。フック首相は日本に対し、ベトナムの竜眼、ミルクフルーツ、パッションフルーツなどを輸入するため、検討するよう提案すると共に、ベトナムが農産物の品質改善、ハイテク農業の発展を支援するよう提案しました。
また、安倍首相はベトナムに対し、日本のオレンジの輸入を許可するよう提案すると共に「日本は幹部育成、職業訓練、競争力と労働生産性の向上、行政改革、電子政府づくり、気候変動対応などの分野でベトナムを支援する」と強調しました。
双方は地域と国際の場における協力強化やアセアンと日本、メコン川流域と日本との関係の促進で一致しました。双方はCPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の効果的履行、及び、RCEP=東アジア地域包括的経済連携の交渉の早期終結のため、緊密に協力することで一致しました。双方はベトナム東部海域(南シナ海)を含め、共に関心を持っている地域と国際問題について意見交換を行いました。
会談に先立って、フック首相と安倍首相は日本とベトナムが受刑者を相互に移送できるようにする2国間条約や外国人の新在留資格「特定技能」制度に関する覚書の署名式に立ち会いました。