越米両国、二国間FTAを必要


先ごろ、ハーバード大学で、「アジア太平洋地域の安全保障と発展に対するトランプ政権の政策の影響」をテーマにしたシンポジウムが行われました。

席上発言にたったベトナムのファム・クアン・ビンアメリカ大使は、「トランプ政権が外交の優先課題の再構築を進めている中にも両国関係の良好な発展が維持・促進されていくよう」との希望を表明しました。

一方、シンポジウムの報告者は貿易自由化に触れ、その中で、「アメリカのTPP=環太平洋経済連携協定からの離脱はベトナム経済に一定の影響を与える」とした上で、「ベトナムは、アメリカとの二国間のFTA=自由貿易協定を交渉するために用意を整える必要がある」と訴えました。

シンポジウムで、参加者らは、「新時代におけるアジア太平洋地域でのアメリカの同盟」や、「ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題に関するトランプ政権の政策の方向」、「アジア太平洋地域におけるアメリカの安全保障相手国」、「TPPに代わる選択肢」などに関する報告を発表しました。

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