軍事境界線での銃撃「南北ともに休戦協定違反」国連軍が結論

(VOVWORLD) -韓国と朝鮮民主主義人民共和国の軍事境界線で今月初め、韓国軍の監視所が朝鮮民主主義人民共和国側から銃撃され、韓国側が警告射撃を行ったことについて調査していた国連軍は、南北ともに朝鮮戦争の休戦協定に違反したと結論づけました。これに対し韓国国防省は「適切に対応したもので遺憾だ」とする声明を出しました。
軍事境界線での銃撃「南北ともに休戦協定違反」国連軍が結論 - ảnh 1      (写真:Yonhap/TTXVN)

韓国東部 カンウォン(江原)道チョロン(鉄原)付近の南北の軍事境界線では今月3日、韓国軍の監視所が朝鮮民主主義人民共和国側から4発の銃撃を受け、韓国側が警告射撃を行いました。

これについて調査していた国連軍司令部は26日、南北ともに朝鮮戦争の休戦協定に違反したと結論づけ、再発防止を求めました。

また朝鮮民主主義人民共和国側の銃撃について、韓国国防省は先に偶発的なものだった可能性が高いとする見方を示していましたが、国連軍司令部は偶発的かどうかは判断できないとしています。

一方、韓国側にも休戦協定違反があったとした理由については明らかにされていませんが、通信社の連合ニュースは「韓国側の警告射撃が30発に上ったことが過剰な対応だったと解釈されたとみられる」と伝えています。

これに対し、韓国国防省は「マニュアルに従って適切に対応した。十分な調査がなされずに結果が発表されたのは遺憾だ」とする声明を出しました。

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