22日と23日、ベルギーの首都ブリュッセルで、ASEAN=東南アジア諸国連合とEU=欧州連合の第20回外相会議が開催されました。ASEAN・EU外相会議がASEANとEUの共催により行われるのは今回が初めてです。
「平和、安定、繁栄のためのASEANとEUとの戦略的なパートナー関係に向けて」をテーマとしたこの会議ではASEANとEUとの関係の促進について合意が達成されました。双方はASEANとEUとの関係を戦略的パートナー関係に格上げすることでも一致しました。
政治、安全保障に関して、双方は地域と世界の平和、安定、発展に対するASEANとEUとの貢献、発言力、役割を向上させるため、対話と政治協議を強化することで一致しました。
経済面に関して、ASEANとEUは双方間の取引の強化や、2015年後にASEANとEUとのFTA=自由貿易協定の締結を目指す交渉の再開、航空、航海、陸路の連結の促進、中小企業の発展について一致しました。
さらに、双方はASEANとEUの経済閣僚の協議の常時開催で一致しました。EUは2014~2020年期に、ASEANに1億7千万ユーロ相当の開発援助を供与することを公約しました。
一方、ベトナム東部海域問題に関して、ベトナム外務省のファム・クアン・ビン次官は次のように語りました。
(テープ)
「双方はベトナム東部海域に深い関心を寄せてきました。ASEANとEU外相はこの海域の緊張情勢に懸念を表明すると共に、関係各国が国際法を遵守し、DOC=海上行動宣言を尊重し、COC=海上行動規範を早期に作成するよう求めています。また、ASEANとEU外相は現在の緊張情勢において、当事国が自制をし、武力行使威嚇せず、国際法を基礎に、平和的措置で紛争を解決するよう強調しました。」
その他、ASEANとEUの外相はウクライナ東部で発生したマレーシア航空機MH17の撃墜事件に関する声明を発表しました。ASEANとEUとのコーディネーターとしてこの会議に参加したベトナムはASEANとEUとの関係を新しい発展段階に押し上げるための方向を提案しました。
ASEANとEUとの関係の重要性に関して、EUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表の報道官は次のように語りました。
(テープ)
「この会議の共同議長国として、ベトナムは積極的な役割を担っています。ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相とアシュトン上級代表はこの会議を共催しましたが、ASEANとEUは双方間の関係の促進のため、経験を交換しました。双方は多くの分野において、具体的な行動計画を作成しました」