ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。
アン こんにちは。アンです。ハノイ市内にあるマイドン地区、バンドン河港の貧しい人々やタインニャン病院、ハノイの結核専門病院の貧しい患者にとって、「ハノイ・5千ドンのお弁当」というグループのボランティアスタッフのお弁当と微笑みは馴染み深いものとなっていますね。
ホアイ そうですね。今日のこの時間は「ハノイ・5千ドンのお弁当」というグループについてご紹介しましょうか、アンさん。
アン はい。いいですね。
毎週の日曜日の朝7時、ボランティアたちはハノイ市内ミンカイ通り13番地にある住宅に集まって、お弁当づくりの準備を始めます。その時、朝5時から食材を買うため市場に行ったボランティアもこの住宅に帰りました。
ホアイ その前の仕事の割り当てにしたがって、それぞれのグループがそれぞれに個別の仕事を担当します。野菜を洗うグループがあれば、ご飯を炊くグループや料理をつくるグループなどがあります。
アン ボランティアは全員で10人しかいませんが、250人分のお弁当を準備しなければなりませんね。仕事はかなり大変ですが、誰もが疲れを感じていません。ボランティアの一人であるグェン・トゥイ・アイン( Nguyen Thuy Anh)さんは次のように語りました。
（テープ）
「困難な人々を支援するために貢献でき、嬉しいです。自分の身内のために料理をつくるような感じがしています」
アン トゥイアインさんの話でした。正午ごろ、料理も完成し、およそ50人のボランティアが4つのグループに分かれて、マイドン地区、バンドン河港、タインニャン病院、ハノイの結核専門病院という４ヵ所にお弁当を運びます。
ホアイ 今日のメニューには長ネギとバラ肉の魚ソース炒め、豆腐とトマト炒め、野菜炒め、野菜のスープ、及び、デザートとしてミルク１箱があります。
アン このお弁当の値段はおよそ25000ドン、約220円ですが、5千ドン、約20円ぐらいで売られています。
ホアイ 値段が安く、そして、栄養価が十分あるお弁当を用意するのは簡単ではありません。「ハノイ・5千ドンのお弁当」というグループの責任者の一人ブイ・クアン・ロン(Bui Quang Long)さんは次のように語りました。
（テープ）
「第一の関心はやはり食品の安全衛生を確保するということです。当初、私たちは栄養と調理に経験がある少年先鋒隊の訓練学校の食堂の担当者に対し、メニューを作成し、調理をしています。食材に関して、私たちはトアングェンという無農薬野菜会社の支援を受けています」
ホアイ ブイ・クアン・ロンさんはこのように語りました。では、この辺でちょっとティタイムにして歌をお聴きいただきましょう。
歌
アン 話を続けましょう。朝11時に、ボランティア達は決まった4つの場所にお弁当を運びます。お弁当を買いたい人々は5千ドンという数字が印刷された券をもらって、列になり、順番を待っています。タインニャン病院に入院している親族の世話しているグェン・ティ・アン( Nguyen Thi An) さんは次のように語りました。
（テープ）
「このお弁当を初めて手にして、とても嬉しいです。貧しい患者や人々にこのようなお弁当があるのは、ボランティア青年と支援者の熱心さを抜きに語ることはできません。見ただけで美味しさを感じます。」
アン グェン・ティ・アンさんの話でした。ド・ティ・ラン( Do Thi Lan) さんはマイドン地区に住む貧しい人々にお弁当を渡しながら、次のように語っています。
（テープ）
「慈善活動に参加して、多くの人々を助けたいと思っています。この活動に参加してから、毎週末を社会のための日にしています」
アン ランさん、どうもありがとうございました。毎週、「ハノイ・5千ドンのお弁当」グループのフェイスブックとウエブサイトはこの活動に参加を希望する数多くの申請が寄せられました。
ホアイ 「ハノイ・5千ドンのお弁当」グループの責任者の一人ブイ・クアン・ロン(Bui Quang Long)さんは次のように語っています。
（テープ）
「私たちはこれらのお弁当を貧しい生活の人々に売っています。彼らは私たちに5千ドンを払うので、差し引きゼロです。仏の教えによりますと、私たちは互いに貸し借りはしていません。つまり、私たちは彼らに施をしているのではないということです」
ホアイ ロンさんの話でした。「ハノイ・5千ドンのお弁当」グループのボランティア活動が開始されたのは昨年09月09日でした。この1年間、同グループは貧しい生活の人々や患者などおよそ6千人分にお弁当を渡していました。
アン これは生活困窮者に対する若いボランティアの責任感と熱心さを示していますね。
ホアイ そうですね。では、ここで歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
。。。。。をお送りしました。リスナーのみなさん。今日のこの時間は「ハノイの5千ドンのお弁当」というグループについてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はこれで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。
Chao cac ban。