ハノイ便りの時間がやってまいりました。
ホアイ こんにちは。ホアイです。
フン こんにちは。フンです。今日のこの時間はベトナムの文化遺産に興味を持つ日本人安藤かつひろさんについてお話しましょうか、ホアイさん。
はい。そうしましょう。安藤さんは建築家ですが、11年にわたり、ベトナムに滞在しており、ベトナムの伝統的建築を研究してきました。安藤さんはベトナムでのCBTコミュニティベースドツーリズムの発展に取り組んでいるベトナムの人々を援助してきました。
ホアイ 安藤さんがそんなに長くベトナムに滞在してきた理由について次のように語りました。
日本語のテープ
フン 彼が初めてベトナムに来たのは中部ホイアン旧市街の古民家の修復のためのものでした。ホイアン旧市街の建築様式を研究した後、安藤さんはベトナムの伝統的建築様式に興味が移りました。ホイアン旧市街の人々の笑顔は安藤さんに深い印象を与えました。
日本語のテープ
ホアイ ホイアン旧市街の古民家の修復を終えると、安藤さんは中部フェ市のフォク・チック(Phuoc Tich)村、ハノイ郊外のドゥン・ラム(Duong Lam)村の古い家の修復に力を入れてきましたね。
フン そうですね。ドゥンラム村は古民家・井戸・寺・廟などが点在し、レンガ敷きの小路もあり、郷愁を誘っています。国家レベルの文化遺産に指定された2005年以降、この村を訪れる観光客は増えていますね。
ホアイ そうですね。では、このへんで、ティータイムにしましょうか。フンさん。
はい。「わが故郷」Que nha をどうぞ。
では話を続けましょう。現在、ドゥンラム村には未開発の観光の潜在力がたくさん残されています。そのため、安藤さんはベトナム人と日本人の同僚と力を合わせて、この村の古民家の修復とコミュニティベースドツーリズムに力を入れています。
現場の音
ホアイ 安藤さんはドゥンラム村の観光管理委員会のメンバーと協力して、この村の観光潜在力を研究しました。その結果、ドゥンラム村の観光管理委員会のメンバーは以前は気にしていなかった村のいくつかの所は今後魅力的な見所になることが理解できるようになりました。
フン ドゥンラム村の観光管理委員会のガイド人グェン・ハン・ガーさんは次のように語りました。
(テープ)
「安藤さんと仕事をやってから、多くの物事を学ぶようになりました。私は日本で観光について学びましたが、ベトナム観光についてあまり知りません。しかし、安藤さんからベトナムの農村の観光分野での問題点を分かるようになりました。日本人なのにベトナムのことを詳しく理解していることに驚きました。安藤さんはベトナム人さえも見つけられない価値を見つけました。」
フン ベトナムの文化に対する安藤さんの熱心さは他の同僚にも伝わっています。ベトナム観光総局に勤めているナムさんは安藤さんと協力して仕事をする機会がありました。
ホアイ 仕事の同僚だけでなく、二人は日常生活においても親友になりました。ナムさんの話です。
(テープ)
「1年前に安藤さんの知り合いになりました。安藤さんはベトナムの遺産、観光に深い興味を持っています。安藤さんはベトナムでのコミュニティベースドツーリズムの開発だけでなく、日本におけるベトナム観光広報に貢献してきました。現在、私たちは在日本ベトナム旅行振興事務所の設立に力を入れています。
ホアイ ナムさんの話でした。安藤さんはベトナムの文化遺産に対する興味のほか、ベトナムの日常生活にも深い愛情を示しています。
日本語のテープ
フン ベトナムの古い建築様式に対する熱心さにより、安藤さんはベトナムの古い家の修復に大きく寄与していますね。
ホアイ そうですね。では。おしまいに、歌を聞き頂きながら、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
フン 「故郷」(Que huong)でした。リスナーのみなさん。今日のこの時間はベトナムの文化遺産に興味を持つ日本人安藤かつひろさんの活動についてお送りしました。それでは、今日のハノイ便りの時間はこれで終わります。来週のこの時間にまた、お会いしましょう。ごきげんよう。