ハノイ便りの時間がやってまいりました
音楽
フン ご機嫌いかがですか?皆さん、フンです。
ホアイ 今日はホアイです。フンさん、先頃、ハノイで、「ホン川デルタ地域の文化を探検する」と題する「ベトナムの文化遺産の日」というイベントが開催され、ホン川デルタ地域の文化の価値を国内外の人々にピーアールする良い機会となりそうですね。では、今日のこの時間はそのホン川デルタ地域の文化遺産についてご紹介しましょうか?
フン そうですね。ホン川デルタはハノイ市や港湾都市ハイフォン、ハイズォン、ナムディン、バクニンなどの11の省と市があり、国の重点的経済地域の一つです。 それぞれの地方の文化は異なった特徴を持っており、ベトナム文化を豊かにしています。
ホアイ このデルタでは、ユネスコにより世界無形文化遺産として認定された民謡クァンホ、伝統的芸術歌唱ハットソァン、カーチューなどが存在しています。
フン その他に、ハノイ市ソクソン県(Soc Son)のゾン祭りは2010年ユネスコにより無形文化遺産としても認定されました。ゾン伝説によりますtp、紀元前1718年から1631年にかけてフンヴオン(Hung Vuong)時代に、ゾン村では、3歳の男の子が丈夫な青年になった後、鉄の馬に乗り、中国からの侵略者と戦い、勝利を勝ち取った後、空へ舞い上がった。神がかりな勝利により、村人たちは彼を「フードン・ティエン ヴォン「Phu Dong Thien Vuong」と呼びました。
ホアイ ゾンの功労を讃えるため毎年、ホン川デルタにおける多くの地域はベトナムの文化特徴を持つ祭りを開催しています。
フン そうですね。外国人がベトナムを訪れますと、民謡クァンホを鑑賞したいようです。こうした伝統音楽を通じて、ベトナムの伝統文化をよく理解することが出来ると思います。
ホアイ そうですね。民謡クァンホは北部バクニン省にルーツを持ち、ロマンチックな芸能です。バクニン地方には、クァンホを伝承する村が49カ所あり、村々には男性または女性のクァンホのグループが1つ以上あります。
フン クァンホは、2人1組になって伴奏なしで歌います。女性同士と男性同士が同じ旋律で、別々の歌詞を歌います。例えば同じ曲で、男性ペ アが4つの方角を表す言葉を最初に歌い、次に女性ペアが4つの季節を表す言葉を歌うといった具合です。
ホイア 祭りで、歌い手は伝統的なクァンホの衣装を着て、 順に沿って歌います。ではここで、クァンホ民謡の一曲を聞いてみましょうか。
「歌」
ホアイ 「美しい竹」でした。話しを続けましょう。「ベトナムの文化遺産の日」には伝統歌唱芸術ハットバンが紹介されました。現在、ベトナム文化スポーツ観光省はユネスコによりハットバンを世界無形文化遺産として認定する申請書を作成中そうです。これについてタンロン・ハノイ文化遺産協会のリュ・ミン・チ会長は次のように語りました。
「テープ」
「文化遺産、特に、聖母を祀る信仰と伝統歌唱芸術ハットバンの価値について国民の認識をさらに向上させる必要があります。また、ハットバンを歌う演奏者との経験交流を通じて、科学者は聖母を祀る信仰とハットバンの価値をはっきりわけ、その価値を発揮するための措置を提出します」
ホアイ チ会長の話でした。
フン ホン川デルタの文化遺産の価値を発揮するため、それぞれの地方は自らの地方に具体的な保存・発揮の措置を出す必要があります。
ホアイ そうですね。北部山岳地帯フート省は「中学校における文化遺産の価値を教える」というシンポジウムを行いました。このシンポジウムでは、中学校で文化遺産の価値を教える必要性が強調されました。フート省教育養成局のレ・スァン・チョン局長は次のように語りました
「テープ」
「教育の内容を多様化させる必要があります。学校で遺産の価値を教えなければなりません。教育の他、文化遺産の観光ツアーの開催や文化交流などを積極的に行う必要があると思います。そうすることで、文化遺産の保存・発揮について生徒たちの認識が向上します。」
ホアイ チョン局長の話でした。来年、港湾都市ハイフォンで2013年の国家観光年が行われます。この観光年は「ホン川デルタ・ハイフォン2013」をテーマにしています。
フン これは、メコンデルタ地域の観光サービスの質的向上や、各地方間の連携・協力の強化、観光製品の多様化、観光分野向けの国内外の投資誘致などを目指すものだということです。
ホアイ そうですね。ではおしまいに、歌をお聴きいただきながら、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
ホアイ:「ホン川の歌」でした。リスナーの皆さん、今日のハノイ便りはホン川デルタ地域の文化遺産についてご紹介しました。それでは、今日のこの時間はこれで終わります。又、来週お会いしましょう。ご機嫌よう。