ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。
アン こんにちは。アンです。今年第5回目になる国際ドキュメンタリー映画祭が開催されていますね。今年6月5日から14日がハノイで、そして、6月10日から29日まで、ホーチミン市です。今回の映画祭にベトナムのドキュメンタリー映画9部が上映されましたね。
ホアイ これらのドキュメンタリーは近年制作されたもので、文化、社会、戦争の記憶を題材にしています。そして、国内で入賞した注目されている作品ですね。
ドキュメンタリー映画祭に上映されたベルギーの映画
アン そうですね。ドキュメンタリー映画制作会社のファム・ティ・トェット( Pham Thi Tuyet) 社長は次のように語りました。
(テープ)
「今回の映画祭で上映されたベトナムのドキュメンタリー映画には先輩たちのほか、30年代の若い監督のものもあります。ベトナムのドキュメンタリー映画の造り手に若い世代が登場してきたことを嬉しく思っています。これらの若い監督の映画も好評を得ています」
アン トェット社長はこのように語りました。2009年以来のこの5年間、国際ドキュメンタリー映画祭が連続してベトナムで開催されてきました。ベトナムゲーテ研究所のAlmuth Meyer Zollisch所長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムでは才能のある若い監督が出ており、これらの監督は東南アジア地域を始め、世界各国の監督と交流する用意があります。昨日、ベトナムの若い監督が制作した「病院で語る長い話」というドキュメンタリー映画を見ました。この映画が気に入りました。この映画は一般の人々の日常生活をモチーフにしており、生活の最も真実なことを反映しているのです」
アン Almuth Meyer Zollisch所長の話でした。では、この辺で、ちょっとティータイムにして、歌をお聴きいただきましょう。
「美しいベトナム」をお送りしました。
では、話を続けましょう。今年の国際ドキュメンタリー映画祭はベトナムの映画制作者が世界での近代的な映画制作の手法を学ぶためのグッドチャンスのようです。これはベトナムのドキュメンタリーの質の向上に大きく寄与するだろうと期待されています。
ホアイ 今回のドキュメンタリー映画祭で上映された「ある時代の記憶」というドキュメンタリー映画のグェン・バン・フォン監督は次のように語っています。
(テープ)
「自分のドキュメンタリー映画が今回の映画祭で上映され、誇りに思っています。ベトナムのドキュメンタリー映画のテーマはよいのですが、その表現方法では世界各国と比べると格段の差があります。中でも、最も弱いのが音声技術です。このドキュメンタリー映画は監督にとってとても勉強になり、私たちは多くの経験を得られます」
ホアイ フォン監督どうもありがとうございます。今回のドキュメンタリー映画祭で上映された映画を見に行ったハノイ市民のタ・ティ・フェ ( Ta Thi Hue) さんは次のように語りました。
(テープ)
「国際ドキュメンタリー映画祭で上映されたベトナム映画を見て、ベトナムのドキュメンタリー映画の進歩を感じました。ベトナムのドキュメンタリーは世界各国のものと比べると短いですが、映画制作の手法に関しては、各国の映画との格差が縮まりました」
アン フェさんの話でした。戦争の時代ベトナムでは多くのドキュメンタリー映画が制作され、好評を得ました。これらのドキュメンタリー映画は戦争中のベトナム人の生活を忠実に反映し観衆に深い印象を与えていますね。
ホアイ そうですね。しかし、残念ながら、現在、毎日、数多くのテレビドラマや外国映画が上映されているため、ドキュメンタリー映画に興味を持つ観客が少なくなり、ベトナムドキュメンタリー映画は多くの困難に直面していますね。
アン そうですね。ベトナムのドキュメンタリー映画が今後さらに発展し、多くの観客の興味を集めるため、監督らはさらに取り組む必要がありますが、今回のドキュメンタリー映画祭の開催はベトナムのドキュメンタリー映画界の発展にプラスの影響を与えるといいですね。
ホアイ そう願いたいです。では、最後に歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
アン 「ベトナムの微笑み」をお送りしました。リスナーのみなさん。今日のこの時間は第5回国際ドキュメンタリー映画祭についてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はここで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。 Chao cac ban。