「西北の色彩」イベント

ハノイ便りの時間がやってまいりました

音楽

お元気ですか?皆さん、フンです。

今日は、ホです。フンさん,先頃、ハノイで「西北の色彩」というイベントが開かれ、ホアビン、ソンラ、デイェンビェン、ライチャウ、ラオカイ、イェンバイの各省の独自文化を紹介し、ハノイ市民の心を捕らえましたね。

フ そうですね。西北部の生活文化空間をハノイで紹介することは今回が初めてですね。ですから、少数民族ターイ族、モン族の高床の家の模型や木材で作られたボート、トウモロコシで出来た「メンメン」というお粥、豚や水牛の内臓で作られる伝統的な食べ物が生き生きと再現されていました。

「現場の声」

ホ このイベントでは、それぞれの展示ブースに建築や風俗習慣、祭り、民族衣装などを通じてそれぞれの民族の文化を紹介していました。ホアビン省の「少数民族ムォン族の伝統的な文化」展示ブースはドラとシンバル、銅の太鼓などがソンラ省の展示ブースでは、美しい景色やターイ族の民謡、伝統楽器、ピィエウというハンカチなどを紹介していました。

フ 本当に多彩で、まるで文化の絵画でしたね。ターイ族のロ・ティ・バンさんは参観者の要求に応えて、ターイ族の民謡一曲を歌いました。彼女の歌声は参観者を魅了していました

テーブ(バンさんの歌)

ホ この歌は 「風にのせて、私の愛の言葉を貴方に送るよ」と話しました。

フ 本当にロマンチックな愛ですね。

ホ ライチャウ省の展示ブースは民族衣装と伝統楽器で参観者を魅了していました。クァン・バン・ナムさんは伝統楽器ピケオを紹介しながら、次のように語りました

「テープ」

「私たちの民族はこの楽器を次のよう奏でます。この曲は「春の声が聞こえると、鳥は花の枝に止まってくれる」を意味しています。この楽器はとても大変ですよ。私の場合、15、16歳からやりました。」

ホ そうですか。この楽器は珍しい楽器ですよね。ライチャウ省文化スポーツ観光局のグェン・バン・ジェン副局長は「この楽器はライチャウ省の少数民族ラオス族の誇りである」と述べ、次のように語りました。

「テープ」

「現在、西北部の伝統楽器は豊かですよ。でも、私たちのラオス族のピケオという楽器は独特なものです。ピケオは祭り、愛、民族の行事のためのものです。今、ラオス族は祭りになると ピケオをならします」

ホ ジェン副局長の話しでした。ではここで、コーヒーブレイクにして、「西北部の恋の歌」という歌をお聴きいただきましょう。

音楽

フ では、話しを続けましょう。ラオカイ省の展示ブースに行くと、ラオカイ省の春の風景や定期的に行われる市場の賑やかな雰囲気、棚田の美しさを観賞することが出来ます。

ホ いいですね。イェンバイ省の展示ブースはスオイ・ザンというお茶や蜂蜜などの地方の特産品を紹介していました。これについて、イェンバイ省文化スポーツ観光局のレ・スァン・ディン副局長は次のように語りました

「テープ」

「西北の色彩」というイベントに参加したベトナム西北部の6の省の一つであるわが省は食文化と伝統職業をハノイ市民に紹介しかったのです。また、無形文化遺産と有形文化遺産もピーアールしかったのです。このイベントは西北部の各少数民族の独自の文化をハノイ市民と全国民に紹介する特別な出来事だと思います」

ホ 「北西の色彩」というイベントは多くの人々の関心を集めました。ハノイ舞台映画大学の学生であるホ・アン・トゥさんは「このようなイベントは人々に対して国の文化をさらに理解させる」ためのものであると明らかにし、次のように語りました。

「このイベントを通じて、各少数民族の民族衣服や生活様式、建築スタイルなどの理解を深めることが出来ましたよ。人々とのつながりをさらに強化するため、こういうイベントがたびたびに行われるといいと思います。」

ホ トゥさんの話でした。このイベントに参加したそれぞれの人の感想も違います。ハノイに住んでいるマク・コン・ミンさんの場合、イベントに参加して、ベトナム戦争中の記憶を思い出しました

「テープ」

「西北部の人々は質素で穏やかなんですよ。アメリカ帝国主義者との戦いの時、皆さんは生産活動では勤勉でしたが、敵との戦いでは、勇敢でした。復員軍人である私はこういうイベントは頻繁に行ってほしいです。これにより、都市と山岳地帯の格差が縮まることになると思います」

ホ ミンさんの話でした。こうしたミンさんの願望は多くの人々の願望でもあるでしょうね。現在、西北部地域はベトナムの総面積の3分の1を占めています。人口は1000人あまりですが、20の少数民族が共存しています。ですから、ぞれぞれの民族の特色ある文化はベトナムの文化を豊かにしていますね。

フ そうですね。日本の皆さん、機会がありましたら、是非、ベトナム西北部の文化にも目を向けてくださいね。

ではおしまい、「西北部への道」という歌を送りして、今日のハノイ便りを終わりにしましょう・

リスナーの皆さん、今日のこの時間はベトナムの西北部の民族を紹介したイベントについてご紹介しました。それでは、今日のこの時間はこれで終わります。又、来週お会いしましょう。ご機嫌よう

こちらはベトナムの声放送局です

それでは、今日のこの時間は終わります

リスナーの皆さん、さようなら。

 

 

 

ご感想

他の情報