ICAO、三亜飛行情報区の航行地図を修正


既にお伝えしましたように、先ごろ、ベトナム政府は、国連傘下のICAO=国際民間航空機関に対し、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)関連地図の修正を求めました。

ICAO、三亜飛行情報区の航行地図を修正 - ảnh 1

具体的には、外務省のレ・ハイ・ビン報道官は、ICAOに対し、「三亜飛行情報区」の航行地図を修正するよう求めました。その理由については「ベトナムの主権を明確にするため」としています。

ICAOの公式ウェブサイトに掲載されている三亜飛行情報区の航行地図には、チュオンサ(中国名:南沙、英語名:スプラトリー)群島の上に中国語で「中国三沙市」と、そして、同群島のチュータップ(中国名:永暑、英語名:ファイアリー・クロス)礁には空港を示す記号が付され、三沙永暑空港という意味の英語が記されていましたが、ベトナムの要求を受け、ICAOは既に修正しました。

ベトナム航空局によりますと、2016年1月27日、ICAOはベトナムに公文書を送り、その修正を確認しました。また、ICAOは中国がベトナムのチュータップ礁への飛行を行ったことに深い懸念を示し、これはベトナムの領海を深刻に侵犯する行為だと批判したということです。


ご感想

他の情報