15日、北部ハーナム省で、同省人民評議会(地方議会)第17期第9回会議が17日までの日程で開幕し、今年上半期における省内の経済社会状況や、年末までの計画などについて討議します。特に、会議では、海上問題についても話し合います。
会議で発言にたったフン議長
これに出席したグエン・シン・フン国会議長は同省に対し、経済社会発展事業の促進や、安全保障の確保のほか、2013年憲法の施行にも力を入れるよう要請しました。
フン議長は、中国側がベトナム排他的経済水域と大陸棚に石油リグを不法に設置し緊張情勢を引き起こしていることに触れ、「ベトナム東部海域を独占しようとする中国の陰謀と企みはきわめて危険なものだ」と指摘した上で、「ベトナムは国際法に従って、平和環境を維持しながら、如何なる状況においても国家主権を断固として保護する」と再確認しました。
フン議長は次のように語りました。
(テープ)
「国家主権を守るために譲歩しません。ベトナムは数千年にわたった歴史があり、如何なる外敵をも敗北させました。警戒心を高めながらも、状況をコントロールします」
このように語ったフン議長は国民に対し、「団結を強化し、国の建設防衛事業に力をさらに合わせるよう」呼びかけました。