既にお伝えしましたように、27日 午前、ハノイで、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海研究補助基金のオープニング・セレモニーが行われました。
この基金は非利潤性のもので、ベトナムの 海と島の領有権の確保、ベトナム東部海域の平和、安定、協力の維持へ向けて行われる研究者、学生、個人の研究活動を支援するために設立されたものです。
また、この基金はベトナムの海と島の領有権の確保に関するベトナム共産党と政府の政策や路線を宣伝するチャンネルともなります。この基金は外交学院の構想に より設立されました。
セレモニーで挨拶に立った同基金の議長を務める外交学院のダン・ディン・クイ院長は次のように語っています。
(テープ) Quy
「この基金の目的は研究者スタッフの構築、収集、連携にあります。現在、私たちは東部海域の研究にあたっているスタッフは多いですが、その協力、連携を強化する必要があります。」
一方、同基金の顧問を務めるブ・コアン元副首相は次のように述べました。
(テープ) Khoan
「2つの願望があります。第一、国内の研究活動の規模を拡大し、質を向上させること。第2、これらの研究活動を世界各国の研究と連携させ、東部海域に関するデータバンクを豊かにするとともに、各国に私たちの立場への理解を深めた上で、ベトナムの海と島の領有権の確保を目指し、政治・外交分野での闘争の支援を狙っています。」
オープニングセレモニーで、各組織、個人は同基金に寄付しました。