中部漁民、中国の横暴な行為にも屈せず


既にお伝えしましたように、今月はじめから、中国は、護衛船や、軍艦、飛行機の援護で、石油リグ「海洋981号」をベトナムの排他的経済水域に搬入し、不法な活動を行っています。

中国船はベトナム当局の船舶の活動だけでなく、漁民の漁獲活動も妨害し、ベトナム船に意図的に放水したり、体当たりするなどして、ベトナム船の破損を引き起したりしてベトナム人を負傷させました。

中国の威嚇や脅威にもかかわらず、ベトナム漁民は屈していません。

VOVの記者は現場取材を行い、中国の強暴な行為と中部漁民達の頑強不屈な精神をこのビデオでご紹介します。




外務省の統計によりますと、このおよそ1ヶ月間、国際社会の猛反発を無視している中国は、不法な行動を中止せず、ベトナムを中傷しました。

特に、中国側は、ベトナムの排他的経済水域と大陸棚に不法に設置された石油リグの活動範囲を拡大させ、護衛船を増派しました。

5月3日から、中国側は、ベトナム当局の船舶と漁民の漁船に放水したり、体当たりするなどして、漁業検査隊員12人を負傷させ、ベトナム当局の船舶24隻の破損を引き起こしてきました。

特に、ベトナム漁船1隻が中国の船に体当たりされ、転覆しました。これは非人道的な行為です。

また、中国外務省の華春瑩報道官が先ごろ、「ベトナムの船舶は中国の船舶に意図的に体当たりする」などとしたことに関し、ベトナム外務省の代表は「華春瑩報道官の発言と中国が出した公文書の内容は事実を歪曲し、ベトナムを中傷しているものである。私達は、中国の船がベトナムの船に放水したり体当たりすることに関する証拠を持っているが、中国側はベトナムの船舶が中国の船舶に体当たりすることに関する証拠を出すことが出来ない。中国のメディアも中国の船舶がベトナムの船舶に体当たりすることを認め、報道している」と明らかにしています。

外務省や、海上警察、漁業検査隊の代表はいずれも、今後も、平和的な方法で、闘争を続けると再確認しました。

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