17日、インドネシアの首都ジャカルタで、「地域内での国際海洋法の履行の強化」をテーマにしたASEAN=東南アジア諸国連合の対話が開幕しました。
この対話は、ASEAN研究センターや、在インドネシアオランダ大使館の共催によるもので、各国の政府の代表や、科学者、法律家あわせておよそ150人が参加しています。
席上、参加者らは、地域内の領海紛争や、海洋資源の枯渇、海賊、海上での密輸密売、人身取引など海上での安全保障を脅かす問題を取り上げ、「これらの問題を解決するために、ASEAN諸国は1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に関する共通認識を作り出し、対話と協力を強化する必要がある」と指摘しています。
また、ASEAN加盟諸国間の協力は、海上での秩序の維持や、平和、安定、安全保障の確保のための唯一の方法であるとの見解で一致しました。