10日午後、東京で、日本在留ベトナム人協会は、中国がベトナム東部海域（南シナ海）で進めている軍事拠点化に反対するデモ行進を行いました。デモにはベトナム人のほか、日本人も参加し、合わせて200人にのぼりました。

デモ参加者は、「ベトナムの主権を尊重しろ」や「ベトナムの島から出て行け」などを叫びながら、都立青山公園から港区立三河台公園まで行進しました。また、中国の軍事拠点化や一方的な行動を明らかにする数百枚のビラを配りました。日本に留学しているチャン・ヴァン・サンさんは次のように話しました。
（テープ）

「私がしていることは大したことではありませんが、できる限り貢献したいと思います。今日のデモは、中国にベトナムの海と島から撤退させるものではありませんが、中国に主権保全に対するベトナムの決意を示すことができると思います。ベトナム人は自信を持って自国の主権を守っているんです。中国はベトナムの主権を侵犯することができません。ベトナムの人々の声を上げたいと思うんです。」

同日、日本在留ベトナム人協会は、日本駐在中国大使館に抗議書簡を送り、ベトナム東部海域での軍事拠点化とベトナムの主権を侵犯する行動を直ちに中止するよう強く求めました。