近年、北部港湾都市ハイフォンの沖合いにあるカットハイ県のカットバ島にあるコミュニティ観光は国内外の多くの観光客の人気を集めています。この観光ツアーに参加する観光客は地元の住民とともに、植林をしたり、果物を採るなどの体験ができます。また、観光客は自転車に乗って、カットバ島を一周して、地元住民の日常生活を垣間見ることができます。
ハイフォン市から高速船に乗って、1時間ほど走るとカットバ島に着きます。カットバ島は白い砂浜に恵まれているため、海洋観光の発展に非常に有利な条件が整っています。そのほか、観光客は手付かずの美しさを持っている自然風景を鑑賞できるほか漁村を探検できます。カットハイ県人民委員会のブイ・チュン・ギア(Bui Trung Nghia)委員長は「観光客の需要に応えるため、投資家と地元の住民が協力して、観光発展に取り組んでいる」と述べ、次のように語りました。
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「近年、コミュニティ観光が開発され、一定の成果を収めています。現在、アドベンチャー・ツアーや登山ツアーが発展していますが、近い将来、スオイゴイ・リゾートやスアンダム村でのエコツアーが計画されています」
ブイ・チュン・ギア委員長はこのように語りました。
カットバ生物圏保護区のコアエリアにあるスアンダム村にあるスオイゴイ・リゾートは現在エコツアーを好む観光客を引き付けています。このリゾート地の総面積は7ヘクタールで、その中には、高床式の家が10軒建てられました。スアンダム村の住民ファム・マイン・ハイさんは次のように語りました。
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「スオイゴイ・リゾートはスアンダム村の最初の観光地です。これを通じて、地元住民は観光がもたらす利益を理解できるようになりました。このリゾート地は地元の多くの住民に雇用を作り出しました」
ファム・マイン・ハイさんはこのように語りました。
スオイゴイ・リゾートを建設する際に、投資家は森林の生態系をそのまま維持することに配慮しました。スオイゴイ・リゾートの投資家であるグェン・マイン・フン( Nguyen Manh Hung)さんは次のように語りました。
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「現在、カットバ島にあるほかの観光地は海洋の観光の潜在力を集中的に活用していますが、私たちはこの島の生態系の強みを生かして、観光発展に取り組んでいます。私たちは森林の保護に配慮しながら観光を発展させます」
グェン・マイン・フンさんは次のように語りました。
観光客にとって、最も魅力的な活動は自転車に乗って、山を一周するツアーや、一日農民体験ツアーなどです。フランス人観光客ベネディクトさんは次のように語りました。
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「私はベトナム系フランス人です。国外で生まれ、ベトナム語が話せませんが、新婚旅行にカットバ島に行くことにしました。この島の風景は本当にロマンチックです。この観光ツアーは環境保護にも寄与できるから、私にとって有意義なものです。」
ベネディクトさんはこのように語りました。