ベトナム北部山岳地帯にあるラオカイ省のサパ町に足を運ぶ観光客はその雄大な自然風景を鑑賞したり、地元の少数民族の文化を理解したりするだけでなく、そこでの独特の料理を味わうこともできます。
海抜1600メートルにあるこの避暑地にはアジアとヨーロッパ風の様々な料理が用意されていますが、この町を訪れたことのある観光客の話によりますと、サパで最も魅力的な料理は路上で売られている炭火焼きでした。
サパを訪れた観光客は少数民族モン族や赤ザオ族の村々を訪問した後、夜になると、サパならではの独特の食べ物を味わえます。屋台の炭火焼きです。
現場の音
スアン・ビェン通り( Xuan Vien) 、ファン・シ・パン通り( Phang Xi Pang) 、ハム・ロン通り( Ham Rong) などは炭火焼の屋台がいっぱい並んでいます。これらの屋台の大部分はほとんど小さくて、石油ランプの灯かりだけです。炭火焼の種類はたくさんあります。ハノイ市からの観光客グェン・ハイ( Nguyen Hai) さんは「サパの焼きものは味からその食べ物を味わう空間まで独特さがある」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「大自然の中で、焼きものを味わうのは格別な体験です。霧に包まれ冷え込みましたが、炭火を囲んでお酒を飲んだりするのは本当に心地よくなります。私は黒鶏焼きと野菜を選んでいます。これはサパに住むモン族の独特の味付けだからです」
グェン・ハイさんはこのように語りました。
サパでの炭火焼の種類は豊富ですが、それぞれは独自の味付け方法があるので、たくさん食べても飽きません。サパを訪れていた観光客タイン・フォン( Thanh Huong) さんは次のように語りました。
(テープ)
「どの炭火焼きも美味しいです。ここの全てを味わいたいですが、難しいでしょう。多分、これから、幾度もサパに行かなければなりません。サパの自然風景と食文化が大好きです。」
タイン・フォンさんはこのように語りました。
現場の音
サパ町の独特の食文化は多くの観光客を引き付けています。特に、週末になると、この町を訪れる観光客が急増しまています。ガイドのホアン・トウン( Hoang Thuong) さんは次のように語りました。
(テープ)
「長年にわたり、観光客の案内をしてきましたが、観光客の嬉しそうな姿を目にすると、自分まで嬉しく思います。特に、観光客は夜に炭火焼の屋台に行くのが大好きです。誰もが熱心に食べました。いくら食べても飽きないようです。」
ホアン・トウンさんはこのように語りました。
一度サパの炭火焼を味わうと、なかなか忘れることができません。サパの炭火焼を食べなければ、サパへ行ったとは言えないといっても過言ではないでしょう。