西北部山岳地帯ソンラ省バクイエン県を訪れる観光客は雲海を眺めたり、地酒やお茶を味わったりできるほか、少数民族モン族の横笛を楽しむことができます。近年、バクイエン県は西北部山岳地帯における魅力的な観光スポットの一つとなりました。

プーニー・ファムという観光地

バクエイン県の中心地から4キロ離れた所にプーニー・ファムという観光地があります。この観光地は標高700メートルの高い山の頂に広がる草原、松林など手つかずの自然の美しさがあることから、中南部の有名な避暑地ダラットに例え「ミニ・ダラット」と呼ばれています。

ここを訪れるならば、観光客は連なる山々を眺め、早朝には雲海を、夕方には夕焼けを存分に楽しむことができます。ホーチミン市からの観光客グエン・アイン・ドゥクさんは次のように語りました。

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「ここの美しい自然風景は大変印象深く、空気が新鮮で心地よくなってきました」

一方、バクイエン県の中心地から約14キロ離れた所にあるタースア村は西北部で雲海を眺められる最敵なスポットとされています。また、タースア村からソンラ省の棚田、盆地、村々も一望できます。

この村に住む少数民族の独自の伝統文化と素朴な日常生活も観光客を魅了しています。ハノイからの観光客グエン・チョン・チンさんは次のように語りました。

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「タースア村を訪れるとモン族を始め、地元のさまざまな少数民族の伝統文化が理解できます。その中で最も印象深いのは、モン族の横笛の音色とここで栽培されているお茶の味です」

タースア村

バクエイン県を訪れる観光客は、恐竜の背中のような形の山の頂上、ケーホという古代石の高原、アーフー洞窟など多くの魅力的な観光スポットの探検や、お茶、地酒、タケノコなど地元の特産品を味わうこともできます。そのほか、観光客は地元の伝統祭りや民謡、民舞を堪能したり、伝統工芸を見学できます。

ソンラ省バクエイン県人民委員会のタオ・アー・ムア副委員長は「現在、私たちは地元の豊かな自然風景と伝統文化を活かして、観光開発に力を入れている。これと同時に、交通アクセスの改善、宿泊施設の建設、観光分野に携わる人材育成などを集中的に行う。バクイエン県は2025年までに年間３０万人の観光客を迎える目標を掲げている」と明らかにし、次のように語りました。

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「バクエイン県は観光開発計画を作成しました。私たちはバクイエン県を国内外の観光客にとって魅力的な観光地となるよう尽力しています」

バクイエン県は手つかずの美しい自然風景と伝統文化を愛する観光客の理想的な目的地となっています。