タイビン省にあるドンサム集落は銀細工の村として広く知られています。この集落を訪れた観光客は百年もの歴史をもつ伝統的銀細工の製品を眺めることができるでしょう。

現場の音

タイビン省キェンスオン県の中心地であるキェンスオン町から１０キロほど行くとホンタイ村ドンサム集落に着きます。

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ドンサム集落に行くと、だれもが、この集落の銀細工の創始者を祀っているドンサム神社を参拝します。ドンサム集落の中心地に位置するドンサム神社の総面積は千平方メートルで、１２の施設があります。この神社はドンサム集落の人々に銀細工創りの技を教えたグェン・キム・ラウさんが祀られています。この神社の神主であるグェン・スアン・ガン( Nguyen Xuan Ngan) さんは次のように語りました。

（テープ）

「かつて、この神社は小さかったですが、タイビン省が一つの省となってから、立派に改修されました。それ以来、１００年が経ちました」

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この伝統的職業は先祖代々受け継がれています。近年、市場の要求に答え、そして、より多くの雇用を創出するため、ドンサム集落の銀細工の製品は手作り銀アクセサリーだけでなく、お盆や銅製の絵画、仏具などにも広がっています。ドンサム集落の職人の一人ファム・バン・トゥ( Pham Van Tu) さんは次のように語りました。

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「この職業は祖父母から伝えられてきたものです。年末年始になると、注文が多くて忙しいですが、年の半ばは注文が少ないです。ドンサム集落の主な銀細工は仏具や装飾品です。この職業は先祖代々受け継がれてきたもので、独自の秘訣があります」

ドンサム集落を訪れるとどこでも銀細工作業をやるため、ハンマーを叩く音がいたるところに響いています。ドンサム集落の住民の一人 グェン・テイ・ガ( Nguyen Thi Nga) さんは次のように語りました。

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「ここで私は銀板などをハンマーで叩く工程だけをします。他に、いくつかの工程があります。私は簡単な工程を担当しますが、熟練職人は表面処理など難しい工程を担当します。」

ガさんの娘であるトン・チ( Tung Chi) さんは銀細工の職業を学んでいます。チさんは次のように語りました。

（テープ）

「母は２０年にわたり、この仕事をしていました。いつも注文があります。私は今、高校３年ですが、暇があれば、母の手伝いをします」

ドンサム村の職人は腕が器用な人々です。この村を訪れるならば、地元の銀細工職人が銀製品を創る様子を直接見ることができるでしょう。