モンカイの町は中国との国境の海側にあります。この町に足を運ぶと、ベトナムで最も長いビーチとして誇るチャコー・ビーチで海水浴ができるほか、サービー( Sa Vi) 岬、チャコー集会所などで、地元の特産物を味わうことができます。
現場の音
首都ハノイからクルマで5時間すると、モンカイの町に入ります。この町は様々な名物料理がありますが、最も有名なのはぐつぐつ煮えた「アヒル鍋」と言われています。この料理は中華風味付けですから、調味料は全て、中国のものです。モンカイのレストランのハインさんは次のように紹介してくれました。
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「このアヒルはモンカイの町で飼われています。加工された時、その重量はおよそ400グラムぐらいです。このアヒルを煮込んだものや、いためたアヒル、アヒルのお粥、アヒルのおこわなど様々な料理を調理できます」
このアヒルは元々野生でしたが、現在、モンカイでは大量に飼われています。調理されたアヒル料理のほか、サバとナスの煮込み料理は初めてモンカイに足を運んだ人々にとって独特なものです。さきほどのハインさんは次のように語りました。
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「これはサバとナスの煮込み料理で、材料はナス、パプリカ、干しキノコがあります。これらは中国料理ですが、ベトナム人はこれをシソ(紫蘇)の葉とベトナムの香菜のラロットを入れると、芳しい味付けになります」
この料理はクァンニン省のホンガイやハロン市などでも味わえますが、モンカイのものとは比較できません。ハインさんは次のように語りました。
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「サバを買う時、丸いものを選ばなければなりません。また、ナスを選ぶ時は、長さ30センチほどの丸いものを選ぶとよいでしょう」
また、モンカイに行くなら、シーフードのお粥を食べないと行ったとは言えません。クアンニン省の友誼旅行会社のスタッフグェンベトドクさんは次のように語りました。
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「モンカイのシーフードお粥にはシーフードのほか、豚肉、内臓、野菜などもあり、とても美味しいです」
モンカイは国境にあり、経済が発展していますから、この地の料理はとても豊富です。モンカイ町の料理を十分に味わうためには、この町に長く滞在しなければならないでしょう。