ベトナム中部クアンナム省のホイアン旧市街は国内外の観光客にとって魅力的な観光地です。古き町並み、昔の日本人居住区に架けられた日本式の橋、奥行のある旧家などこの旧市街のそれぞれの町の角は独自の美しさを持っています。
ホイアンに幾度も足を運ぶ観光客であっても、訪れるたびに新しい面白さを実感できます。
現場の音
ホイアン旧市街に入ると、誰もが16、17世紀にタイムスリップしてしまったような感じを受けます。この町の落ち着いた雰囲気は観光客の心を和らげるでしょう。町では車の騒音を聞くことはなく、静かです。
外国人の目で、ホイアン旧市街は日夜を問わず、どんな時刻でも独自の美しさを見せています。イタリア人の建築家Mara Landoniさんは次のように語りました。
(テープ)
「私は朝早のホイアン旧市街を散歩することが好きです。その時間は、人気があまりないからです。私は店の人々が店のドアを開く瞬間を鑑賞したいのです。これはホイアン旧市街の見事な瞬間です」
一方、友人の勧めによりホイアン旧市街を訪れたイタリア人観光客キアラさんは次のように語りました。
(テープ)
「ホイアン旧市街には小さな通りがあり、とても見事です。この町がこんなに美しいとは思いませんでした。私はこの町の旧家の建築様式が気に入ります。また、この町の市民は親しみやすい人々で、ここに住みたいほどです」
このように語ったキアラさんの息子であるフランンチェスコくんもホイアン旧市街を初めて訪れたことができ、とても嬉しいと語っています。
(テープ)
「ホイアンはとても見事です。私は寺院など多くの見所を見学しました。この町が大好きです」
夜のホイアンは幻想的な雰囲気に包まれています。この美しさは多くの観光客をとりこにしています。ラトビア人観光客Sandraさんは次のように語りました。
(テープ)
「夜のホイアンは昼間とはまったく違っています。それぞれの通りには蝋燭と電灯の灯りが照らされ、とても美しいです」
現場の音
ホイアン旧市街では旧暦の14日になると『ランタン祭り』とか『満月祭』とも言われるイベントが行われます。その夜、町の電灯は全て消され、ちょうちんの明かりのみが町を照らしますですから、町全体が幻想的なムードに包まれます。町は大勢の人々が行き来していますが、賑わう感じがまったくしません。この町の雰囲気はまるで地元の人々の優しい性格そのもののようです。