(VOVWORLD) -博物館にはかつてのアメリカ帝国主義者との戦争中、フーコク刑務所に投獄された革命戦士の勇敢な犠牲を反映する数千点の現物や資料が展示されています。
ハノイ市郊外にあるフースェン県ナムチェウ村ナムクァト村落にはかつての戦争中に敵軍によって逮捕 投獄された革命戦士の博物館があります。博物館にはかつてのアメリカ帝国主義者との戦争中、フーコク刑務所に投獄された革命戦士の勇敢な犠牲を反映する数千点の現物や資料が展示されています。
この博物館はかつての戦争中にフーコク刑務所に投獄された革命戦士であるラムバンバンさんが自費で建設したものです。この博物館には常に15人がいます。かれらの大部分はかつてフーコク刑務所に投獄されたことがある元革命戦士です。
総面積2000平方メートルのこの博物館には4000点もの現物が展示されています。これらの現物はこの博物館で展示されるだけでなく、各地方で移動展示として順回し、革命の伝統教育に役立っています。これらの現物の中には国内外で収集されたものもあれば、復員軍人や各団体、機関が寄贈したものもあります。それぞれの現物は革命戦士が投獄された苦しい日々と勇敢さを表しています。博物館のキエウ・バン・ウイック( Kieu Van Uych) 副館長は次のように語りました。
(テープ)
「敵軍の刑務所から取った品々はいずれも革命戦士の血が着いたものです。博物館には8つの展示室があり、3つのエリアに分けられています。この博物館はフーコク刑務所に投獄されたことがある革命戦士にとって「共通の家」のような存在です」
博物館で展示されている品々は抗米戦争中、フーコク刑務所に投獄された革命戦士の苦しい生活を再現しています。中でも、見物人に深い印象を残すものもあります。そのことについて、この博物館でボランティアをしているドン・テイ・ホップ( Dong Thi Hop) さんは次のように語りました。
(テープ)
「ここには多くの貴重な展示物があります。その中で、血で染められた共産党の旗があります。この旗は刑務所内で行われた新入党員の入党式や刑務所で犠牲になった兵士の追悼式に使われたものです。世界に血で染まった旗はないでしょう」
この博物館は今日と次の世代の若者たちが国の独立と自由を勝ち取るための闘争における革命戦士の勇敢さと犠牲を理解する場となります。博物館のラム・バン・バン( Lam Van Bang) 館長は次のように語りました。
(テープ)
「かつての革命戦士が敵軍に逮捕、投獄され、残酷な拷問を受けたにもかかわらず、共産党と祖国に忠誠を誓いました。私達は今日の若者たちに対し、今のように平和の中で、生活を送れるのは党の正しい指導と先人の傷病軍人、戦没者の犠牲によるものだということを伝えたいのです。」
この博物館を訪れる見物人は無料で参観できます。戦没者に線香を手向けた後、見物人は案内人の案内により参観できます。開館以来、この博物館は数万人の見物人を迎えています。その中で、かつての革命戦士、傷病軍人の他、生徒、学生多数が含まれています。この博物館はにはかつての戦争中に敵軍によって逮捕 投獄された革命戦士にかかわる現物を保存する場所だけでなく、愛国精神を教育する場ともなっています。