「白い高原」と呼ばれるバクハー県訪問

(VOVWORLD) -バクハー県は北部山岳地帯にあるラオカイ省の北東部に位置します。この場所には、四季を通じて、白い雲が高い山を覆っています。
「白い高原」と呼ばれるバクハー県訪問 - ảnh 1スモモの花(写真:nhandan.vn)

 

バクハー県は、雄大な自然景観、多くの歴史遺跡があるほか、地元の各少数民族のユニークな伝統文化が保存され、国内外の観光客を魅了しています。

現場の音

春に、バクハー県は梅の花、スモモの花で白く染まることから「白い高原」と呼ばれています。6月になるとバクハー県に足を運んだ観光客は、 熟した果実がなる果樹園を体験することができるようになります。この時期に、バクハー県ではこの地の伝統的祭りとなった競馬が開かれることから、多くの観光客をひきつけています。

地元の人々の日常生活にとって馬は欠かせない家畜であることから、バクハー県の競馬は有名な祭りとなってきました。バクハー県文化情報課のブイ・バン・ビン課長は次のように語りました。

(テープ)

「バクハー県の競馬が最もユニークなものと言っても過言ではありません。おそらく、バクハー県での競馬のように、防具や鞍のない競馬など存在しないでしょう。 そして、馬はプロの競走馬ではなく、地元の少数民族の人々の日常生活に荷物を運ぶ馬です。競馬に参加する騎手は、元々農民で、競馬の時に、騎士になるということです」

バクハー県の騎手はすべて本物の農民です。彼らは毎日、畑でトウモロコシを育てたり、梅園の世話をしたり、荷物や農作物を運ぶために馬を使ったりしていますが、競馬の日が近づいたときだけ、馬を世話をしたり練習したりするのです。 長年競馬に参加してきたナホイ村のテイ族出身のバン・バン・ラムさんは次のように語りました。

(テープ)

「この競馬に参加して、今回で7回目となりました。これは新しい馬で、よく馬が変わります。競馬に参加する馬は若草をはじめ、草やトウモロコシのふすまを食べます。トウモロコシの種はまだ食べさせていません」

「白い高原」と呼ばれるバクハー県訪問 - ảnh 2競馬の様子(写真:TTXVN)

競馬祭りを見に行くことを際に、観光客は少数民族の人々が住む村を訪れて、ユニークな文化を体験できます。特に、観光客はバクハー定期市に行くこともできます。この市場は地元の人々が品物を交換する場所です。先ほどのバクハー県文化情報課のブイ・バン・ビン課長はさらに次のように語りました。

(テープ)

「バクハー定期市は、東南アジアで最もユニークな 10 の市場の 1 つとされています。 バクハー定期市では、地元の少数民族の伝統文化の価値が最も明確に表現されています。そのため、観光客はバクハー定期市を訪れるとき、14 の少数民族のユニークな文化を体験できます」

バクハー定期市はバクハの町の中心地に位置しています。以前、この市場は小さな丘の上にありましたが、現在は新築されたため、その面積が拡大されました。バクハー 定期市は、地元の住民の生活を色鮮やかに描いたものです。この定期市にはどこでも賑わいますが、最も混雑するのはやはり地元の少数民族の料理を売る所です。

バクハー県は馬を売る市場で有名であるので、馬の肉から調理されたものも有名です。バクハー県に住む各少数民族の伝統文化、各種の特産品、郷土料理などは国内外の観光客を魅了しています。

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