「芋の形をした」ホンクアイ島の探検

ホンクアイ( Hon Khoai) 島は最南端カーマウ( Ca Mau) 省ゴクヒェン( Ngoc Hien) 県ナムカン( Nam Can) 町の本土から20キロ離れた沖合いにあります。新鮮な空気と自然のままの原生林に恵まれたこの島は最南端の最も美しい島に例えられています。

「芋の形をした」ホンクアイ島の探検 - ảnh 1

ホンクアイ島は5つの小島からなり、その総面積はおよそ4平方キロメートルです。この島で最も高い山の海抜は318メートルです。また、島はイモのような形をしていることから、ホンクアイ島、つまり、「イモの島」という名前が付けられました。ホンクアイ島はカーマウ省の景勝地であるだけでなく、西南部の有名な革命遺跡でもあります。

「芋の形をした」ホンクアイ島の探検 - ảnh 2


ホンクアイ島には美しい砂浜と大きな卵型をした石がたくさんある浜辺があります。島の最も高いところに行くためには原生林を抜けて、山に登らなければなりません。ホンクアイ島に長年に住み、生活をしていたグェン・アイン・トアンさんは「現在、ホンクアイ島には海軍部隊、国境警備部隊、灯台管理所、森林管理所の幹部、スタッフ以外はだれもいない」と明らかにしました。これらの幹部、スタッフはホンクアイ島と周辺の海域の政治安全保障の確保と海上で漁をしている漁民が遭難した場合、救援活動を行うという任務を担っています。グェン・アイン・トアン( Nguyen Anh Tuan) さんは次のように語りました。

(テープ)

「ホンクアイ島にある原生林の動植物は非常に豊富です。最近の調査結果によりますと、この島には薬草として使われる植物1400種類があるほか、蛇、鳥類、オオトカゲ、リスなど多くの動物が生息しています。また、ホンクアイ島の空気は新鮮で、保養地として利用するには理想的な所です」

「芋の形をした」ホンクアイ島の探検 - ảnh 3

ホンクアイ島の最も高いところには19世紀末にフランス人が建設した灯台があります。これはベトナム南西部とタイ湾における重要な灯台です。ホンクアイ島の灯台管理所のグェン・ホアイ・ナム( Nguyen Hoai Nam) 所長は「この灯台はベトナム海域に建てられた初めてのものである」と明かにし、次のように語りました。

(テープ)

「この灯台は海抜318メートルのところにあり、その面積はおよそ400平方メートルです。灯台から40海里と周辺の風景が一望できます。この灯台はホンクアイ島の魅力的な見所の一つとなっています」

ホンクアイ島に足を運ぶ観光客は自然の美しさと歴史遺跡を見学できるほか、海鮮物を味わうことができます。ホンクアイ島を訪れたことがあるハノイ市民のチャン・トェット・ロアン( Nguyen Tuyet Loan) さんは次のように語りました。

(テープ)

「ホンクアイ島の手付かずの美しさを目にして、深い印象を抱いています。その他、この島の歴史を理解できます。島へ行くのは大変ですが、その代わりに、新鮮な空気を満喫したり、森林の風景を眺めたりすることができます。今後、ホアンクアイ島を訪れる観光客がさらに増えることを望んでいます。」

現在、ホアンクアイ島をエコツアーの観光地になるための投資が進められています。新鮮な空気と美しい自然風景に恵まれるホアンクアイ島が近い将来国内外の魅力的な観光スポットになることでしょう。

 

 

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