DK1の訪れ

南部バーリアブンタウ省の本土から250~350海里の沖合ににはDK1という経済、科学サービス施設があります。これは1989年に海上に建てられた鉄製の住宅で、ベトナムの海域の主権確保と石油開発活動の警備にあたる幹部や兵士が住む所です。


DK1の訪れ - ảnh 1
DK1リグ


この施設は3階建てですが、それぞれの階の床の面積は100~240平方メートルです。一階は海面からおよそ20メートルの所にあり、幹部や兵士が風呂に入るところと淡水の貯水槽が置かれる所です。2階は生活の場と勤務の場です。3階は雨水を取れる設備が設置されます。

この住宅に住むのは困難ですが、幹部や兵士らは様々な種類の野菜を植えるほか、鶏、犬、豚なども飼っています。DK1-8に住むチャン・コク・タイン少尉は「DK1に駐屯している部隊は周辺の海域を警備し、遭難した漁民を支援するという任務を担っている」と明かにし、次のように語りました。

(テープ)

「10月~12月まで台風がよく襲われる季節の生活はとても大変です。この住宅はいつも揺れていますが、慣れてしまいました。住宅にさびが出ないように、毎週、この住宅を塗装しています。波が強い時、船が住宅の近くに行けないから、船から住宅に登るために、綱に沿って登らなければなりません。」

DK1に住む幹部や兵士は多くの困難に直面していますが、本土と同じ生活を送れるように創意工夫をしています。これらの幹部や兵士は学習や警備のほか、魚釣りをします。これは食品補充面だけでなく、娯楽でもあります。ブ・ゴック・マイン少尉は次のように語りました。

(テープ)

「魚釣りは簡単ですが、難しさもあります。それぞれの種類の魚はそれぞれの釣り方があります。麦に水を入れて、混ぜたエサを好む魚が居れば、キャンディの包装紙で作った偽の餌を好む魚もいます。しかし、餌なしでもたまに魚が釣る時もあります」

現在、全国人民の援助により、DK1に駐屯している幹部や兵士の生活が大きく改善されてきました。全ての住宅は太陽発電や風力発電により電気が引かれ、電話やテレビなどもあり、本土との距離が短くなるような感じをしています。先ほどのチャン・コク・タイン少尉は次のように語りました。

(テープ)

「私たちはここに派遣された時、共産党、政府、人民軍が託された任務を立派に果たすようにどうすればよいかという決意を固めました。私たちは互いに団結して、困難を乗り越えています。」

海上に建てられたこれらの住宅に住んでいる幹部や兵士は託された任務の重要性をよく認識して、国の海域の主権の確保と石油開発の警備に全力をあげて取り組んでいます。

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