テト新聞での春の色彩

(VOVWORLD) -  ベトナムの伝統的な旧正月テトにあたり発行される春の新聞各紙は、ベトナム全国民と海外在留ベトナム人の重要な出来事や、新年を迎える雰囲気、テトを楽しむ習慣など様々な話題を伝えています。
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春の新聞は、テトにあたり発行される新聞各紙の特別号です。2020年の春の新聞の共通点は、テトを楽しむ雰囲気と人々の希望などを反映するということです。ベトナムジャーナリスト協会のホ・クアン・ロイ副会長は、次のように語りました。

(テープ)

「春の新聞は、国の情勢を反映し、国の発展事業への国民の信頼、楽観的精神などを示しています。そして、多くの新聞はテトに関わる文化の美しさを紹介しています。つまり、テトの楽しい雰囲気を伝えています。」

具体的には、ベトナム共産党機関紙「Nhan Dan」は、国内各地の独特な習慣を紹介しています。その中で、ライチャウ省フォント県の住民の「幸運のための盗む」習慣や、ラオカイ省ムオンクオン県にあるモン族の「妻の探し祭り」などがあります。

ホー・チ・ミン市の共産青年同盟機関紙「トゥオイチェ」は、「タイ族のテトの黒いバインチュン(Banh Chung)」と題する記事の中で、ハザン省のタイ族のバインチュンの作り方を紹介しました。

ベトナム祖国戦線の機関紙「ダイドアンケット(Dai Doan Ket)」は、「団結ハウスにおける春」と題する社説を掲載し、アンザン省チトン県レチ村の住民に対する社会福祉政策を紹介しました。また、同紙は外国に在留しているベトナム人がテトを迎える雰囲気を伝え、「ベトナム人は母国を離れても、民族文化を維持する」としています。

ホーチミン共産青年同盟機関紙「Tien Phong」は、アメリカとイギリスに在留しているベトナム人の母国への愛情と懐郷について伝えています。新聞「Ha Noi Moi」は、ハノイ旧市街のハンルオク通りにある花市場の雰囲気を報じています。

一方、新聞「Tinh Hoa Dat Viet」は、国の5つの大きなお祭りを取り上げ、その中に、ハノイ郊外ミドゥック県のフゥオン寺祭りや、バクニン省のリム祭り、テイニン省バーデン山祭り、ドンタップ省サデーク県の花の村、フンイエン省のフンコン花の村があります。

他方、ベトナム人民軍機関紙「Quan Doi Nhan Dan」は、テトを迎えながらも国の領海保護にあたっているベトナム東部海域にあるチュオンサ諸島に駐屯している兵士の姿を伝えています。あるハノイ市民の話です。

(テープ)

「私はハノイのすべての春の新聞祭りを見学してきました。各紙は内容が豊かなので外見が美しいです。毎年、来場者は大勢ですね。」

テトにあたり発行される新聞各紙の特別号は、多くの人々にとって欠かせないものとなっています。これからも発行されていくでしょう。

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