ベトナム人の向学心の伝統

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これまで10年あまりにわたって、国営機関や組織の元指導者、教育専門家らは向学心運動・才能奨励運動、及び人民の学習社会作りへの参加を促してきました。現在までに、これらの運動は全国に普及し、適切な成果を収めてきました。

全国の向学心旺盛(おうせい)な優れた家族や一族の代表を表彰する向学心競争大会の第2回が開催されて5年後に、全国では5百万戸以上が向学心旺盛な家族、及び5万あまりの向学心旺盛な一族が行政府当局から証明書を発給されました。その他、数万あまりの向学心旺盛な居住地があります。これまで多くの地方や、世帯、一族が向学心運動、才能奨励運動に積極的に参加してきました。例えば北部クアン・ニン(QuangNinh)省ドン・チエウ(DongTrieu)県チャン・ルオン(TranLuong)村に暮らす少数民族サンジウ(SanDiu)族であるノタ・バン・シンさんの家庭です。山間部にあるチャン・ルオン村はサンジウ族が人口の95%を占めており、多くの困難に直面している村です。子供が文字を読め、社会的知識を身につけるように、シンさんは様々な困難を乗り越えて、お金を稼いできました。現在、シンさんの子供は10人とも、成長し、ある人は医師になり、また教師、博士にもなっています。

シンさんは次のように語りました。 

(テープ)

「以前、我が家は様々な困難を抱え、子供の学費さえ払えなくなった時もありました。その時に、子供らは退学願を出しました。しかし、私たち夫婦は、どうしても子供を退学をさせたくないという決意を固めました。」

北部山岳部から中部高原地帯ティグェン地方及び南西部各省に至るまでは、向学心旺盛な家族は貧困解消や新農村作り、文化的生活作りなどの運動に積極的に参加しています。多くの地方では、現地住民は向学心運動がそれぞれの家庭、一族の内部のことだけではなくコミュニティ、各レベル党委員会、行政府、団体の共同の運動となっていることを認識してきました。

中部ダナン(DaNang)市ハイ・チャウ(HaiChau)郡に住むグェン・アン・ニンさんは次のように明らかにしました。  

         (テープ)

「向学心運動が一族全員の支持を受けるなら、その運動は良好だと思います。私たちは、更なるより立派な成績を上げるよう学習し、国の法律に絶対に違反しないという目標を掲げています。」

向学心旺盛な家庭作りは、真に民族の向学心の伝統を発揮し、それぞれの人民に学習の重要性を深く理解してもらうということです。中部高原地帯テイグェン地方出身のローさん夫婦は子どもの学習の為に、一生懸命働いています。

(テープ)

「2008年に、協同学習センターが縫製、機械製造、建設などの職業訓練コースを開きました。私の奥さんは縫製コース、私は機械製造のコースに参加しました。現在、私たち夫婦は子どもの学習の為にこれらの仕事で生計を立てています。長女は大学を卒業しました。」

それぞれの地方は創意工夫をして、それぞれの一族は独自の学習奨励方法を持っていますが、全ては向学心の培い、発揮するという共同目標を抱いています。

ベトナム向学心協会のグェン・マイン・カム会長は次のように語りました。

(テープ)

「向学心旺盛な家族、向学心旺盛な一族という運動の実現はホーチミン主席の願いに応えることです。生前、ホーチミン主席は「ベトナム民族は博学な民族、ベトナム国が世界各国と肩を並べられるように発展する」という願いを持っていました。私たちは全ての人々が学習し、生涯学習できるような学習社会作りを励んだのです。」

向学心旺盛な手本が日増しに増加していることは、国際社会への参入過程において国の強固な発展に寄与していることでしょう。

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