ベトナム赤十字協会による台風洪水被災地の救助活動

ベトナムは毎年、およそ十個の台風がやってきます。大型の台風が襲来した後は、人的物的被害を残します。これまでに、ベトナム赤十字協会は台風・洪水の被害復旧に大きな役割を果たしてきました。

今年、ベトナム全国土では現時点で14個の台風が上陸しました。特に、中部各省で発生した台風10号(名称ウーティップ)と11号(ナーリー)は最も人的物的被害をもたらしました。被災地の復旧作業に直接に参加したベトナム赤十字協会の幹部グェン・フウ・タンさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「台風被災地に来て、多くの家庭が台風被害をまだ復旧できないことを目にしました。それらは、貧困世帯と貧困ラインに近い世帯です。私たちは救援をすると共に、支援物資をさらに受け取れるよう貧困世帯を調査しました。当初の支援物資は食糧、食品でしたが、被災者の要求に従って、食糧、食品、浄水、屋根葺き材料などを追加支援します。」

ベトナム赤十字協会による台風洪水被災地の救助活動 - ảnh 1
ビンディン省の赤十字協会の係員、洪水被災者に支援物資を手渡している


20年間に渡って、洪水被災地への救助活動を行ってきた自然災害管理室長のハー・タイ・ビンさんは「赤十字協会の係員は、台風が通過した直後に、多くの仕 事をしなければならない。例えば、最も人的物的被害を受けた被災地をリストアップしたり、緊急支援活動を展開したり、被災者に救助物資を手渡したりすると いうことである。」と明らかにし、次のように明らかにしました。

(テープ)

「台風被害の復旧作業も極めて重要です。被災者が早期に安定した生活に戻れるように、活動しなければなりません。食糧や衣服、種子、畜産の供給、家の改修などをリストアップしなければなりません。また、食糧などの食べ物の供給量は被災地に1ヶ月から3か月分を割り当てます。家の改修期間は3ヶ月ないし6ヶ月かかるという計画を立てます。」

この数年間、国際組織の支援を受け、ベトナム赤十字協会は災害対応に関する知識を向上させるため、現地の住民による災害対応グループを発足させしました。現在、12のグループが省レベル、1つが中央レベル、そして180の地元住民による災害対応グループが発足しました。台風、洪水などが発生すると、これらのグループは被災地当局と共に被災者への支援活動を出来るだけ早く行うことになります。

ベトナム赤十字協会の慈善活動は、これまで数多くの恵まれない人々を助けてきました。

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