ニントゥアン省の2020年～2025年任期党委員会の第14回大会決議を実施して以来の2021年～2023年の期間に、同省のGRDP=域内総生産の平均伸び率は年間9.28%に達し、全国と南中部沿岸地方の平均伸び率を上回っています。特に。2023年度のGRDP伸び率は9.4%に達し、全ての63の省・市の中で9位に立っています。

ハウ委員長

ニントゥアン省人民委員会のファム・バン・ハウ委員長は次のように明らかにしました。

(テープ) 

「ニントアン省党委員会は、大会決議の履行を目指して、指導方式を改革し、開発目標を具体化するための決議を発布しました。同時に、経済成長の促進に向けた潜在力とメリットを第14回党大会決議を活用する方針です」

さらに、ニントゥアン省は遠洋漁業の開発と海・島嶼の主権保護を結び付けた上で漁獲の再構築に焦点を置き、エネルギー、再生可能なエネルギーを経済成長のモチベーションとして位置付ける方針です。

ヌイチュア国立公園の一角

観光部門は同省の経済のリーディング産業として急速に発展しています。ニントゥアン省を渡航する観光客の数は急増しています。2023年の観光客数は2020年と比べ倍増しています。ニントゥアン省にあるヌイチュア国立公園は、ユネスコの生物圏保護区に認定されています。地元に住むチャム族の陶器作りはユネスコの緊急に保護が必要な無形文化遺産のリストに登録されています。首相は、2045年までのニンチュー国家観光区建設計画を批准しました。この国家観光区は、ニントゥアン省の社会経済開発の推進に役立つとされています。

ニントゥアン省文化スポーツ観光局のグエン・バン・ホア局長は次のように述べています。

(テープ)

「今年初め以来、当省は中国、台湾(中国)、インド、オランダ、ドイツなどの海外旅行振興を推進してきました。観光のPR活動などは、国内外の観光客にニントゥアン省のイメージや、観光の潜在力とメリットの紹介に貢献しています。これにより、ニントゥアン省を訪れる観光客の数は、今年初めからの8カ月間で、延べ300万人に達し、昨年同期と比べ20.6%増となり、計画の95.9%に達しています」

その一方で、投資誘致環境は日々改善されつつあります。南方沿岸地方において経済地区が形成されています。ニントゥアン省計画投資局のグエン・ゴック・ミン副局長は次のように語っています。

(テープ) 

「当局は、ニントゥアン省人民委員会とともに歩み、企業の困難解決や、有利な経営投資環境の改善を後押ししています。2023年の63の省・市競争力指数(PCI)ランキングでは、ニントゥアン省は、11 位にランクインし、2022 年と比べ 19 ランク上昇しており、国内で最高の競争力指数を誇る上位 30 の省に入っています」

経済分野で成果を収めたほかにも、同省は、「住民は開発の主体であり目標でもある」という見解を掲げて、人間開発政策の実施に配慮しています。ニントゥアン省労働傷病兵社会事業局のグエン・バン・ビン副局長は次のように語っています。

(テープ) 

「4年前に、ニントゥアン省における貧困世帯率は14%を超えましたが、現在では4.24%にとどまっています。地元の行政当局と住民は、貧富の格差縮小に向けた決意を固めています。沿岸地方では、学校、医療システムの充実のために投資されています。また、山岳地帯にある全ての村では、電気網の敷設や、道路と学校、診療所の建設が行われました。これにより、住民の生活はたゆまず改善されてきました」

ニントゥアン省の党委員会、行政当局、および住民は引き続きこれまでの成果を活かした上で、社会経済開発や、国防安全保障の確保に取り組んでいます。