レタイン検問所の国境警備部隊設立40周年記念式典
カンボジアのラタナキリ州と隣接する中部ザライ省レタイン検問所の国境警備部隊は、約18キロの国境線の警備を担当しています。この数年、国境警備部隊らは国家の主権保護を堅持するだけでなく、大衆運動と対外活動を良好に行っています。
この3年間、国境警備部隊は、毎日、現地に住む貧しい家庭の生徒を対象に昼ご飯を作ってあげます。朝の授業が終わってから、ドクコ県ヤゾム村のチャンフ小学校とグェンチャイ中学校の生徒たちは、国境警備部隊の宿舎に、昼ご飯を食べに行きます。児童、生徒へ昼ご飯の提供を続けるために、毎月、幹部兵士は、給料の一部を寄付しています。生徒たちは、ここで食事をとるだけでなく、部隊のメンバーから家事や勉強も教わっています。
グェンチャイ中学校のロ・マ・カインさんは次のように話しています。
(テープ)
「国境警備部隊が作ってくれたご飯を食べて、とても嬉しかったです。それだけで
なく、国境警備部隊のおじさんたちは勉強や宿題も教えてくれます。そのお陰で、
私はクラスで何度もよい成績になったよ」
その他、レタン検問所の国境警備部隊は現地住民の住宅の修理、環境衛生、社会秩序の保護などにも積極的に参加してきました。さらに、貧しい少数民族向けのチャリティハウスの建設を行いました。ブ・バン・ホアン少佐は次のように語っています。
(テープ)
「私たちは幾つかの主要な任務を果たしています。それは、現地での経済社会の発展、国防安全保障、政治体制構築ということです。その他、国境地域に法律宣伝を良好に実現する任務もあります。これは、党の主張や国家の政策と法律に対する国民の信頼感の向上に寄与するのです。」
その一方で、国境警備部隊は、対外活動を集中的に行っています。それは、ザライ省ドクコ県ヤゾム村のモックデン村落とカンボジアのラタナキリ州ボニャイ村のボンロン村落を結び付けて、「姉妹村」にしています。
グェン・バン・クアン大尉は次のように明らかにしています。
(テープ)
「私たちは、国境地域の安全と領土保全に向けて、大衆運動を集中的に実現しています。そして、ヤゾム村の人々とともに、経済発展と新農村作り運動に積極的に参加しています。最も重要なのは、現地の行政当局とともに、対外活動、国境標識設置の宣伝を良好に行うことです。」
この間、レタン検問所の国境警備部隊は、カンボジアのボンロン村落に住む貧しい世帯に3軒のチャリティハウスを寄付しました。警備部隊による適切な活動は、ベトナムとカンボジアとの国境地域での平和と友好協力に寄与しています。