枯葉剤被害者の痛みを癒すため協力



枯葉剤被害者の痛みを癒すため協力 - ảnh 1


戦争中から、ベトナム政府は医療機関と軍隊に対し、枯葉剤、ダイオキシンを始め、毒性化学物質の被害を被った人々の治療について要請してきました。戦争終結の1975年4月以来、政府は枯葉剤被害者に対する政策の完備を絶え間なく取り組んできました。

これまで、ベトナムは枯葉剤の被害を受けた革命功労者とその子供およそ30万人を対象に、支援政策を実施してきました。枯葉剤被害者のおよそ30%が医療保険カードを無料で支給されました。枯葉剤被害児のおよそ25%が無料でリハビリ治療を受けています。

軍隊病院103号のホアン・マイン・アン院長によりますと、同病院は枯葉剤被害者の治療に先駆けている病院の一つです。近年、同病院は体内の毒物除去のためにサウナ(ハバード方式)を使って、枯葉剤被害者に治療を試みました。また、アン院長と同僚は伝統的医学とハバード方法を結合させ、枯葉剤被害者を治療しています。アン院長は次のように語りました。

(テープ)

「4週間にわたり、伝統的医学とハバード方法を結合させるという治療方法を受けた患者はハバード方法しかを受けない患者と比べると、効果は大体同じですが、治療費は半分、または、3分の一です。私たちの方法を正しく利用すれば、枯葉剤被害者の健康はよくなるでしょう。」

枯葉剤被害者の治療を行うかたわら、枯葉剤被害児を養育することも社会の関心を寄せています。中部ラムドン省の枯葉剤被害児養育センターの管理者グェン・バン・クオンさんは次のように語りました。

(テープ)

「運営を始めて3年たった現在、私たちは枯葉剤被害児40人を養育しています。その中の幾人かは養育コースを完了して、家に戻りましたが、残りはこのセンターに残り、センターで仕事を作っています。13人の知的障害児に対しては、読み書きを教えています。読み書きができれば、社会復帰ができるようになります」

枯葉剤被害者支援には職業教育、雇用の創出、安定した生活を与えるということも含まれています。南部ティンザン省の枯葉剤被害者協会のレ・コック・バオ会長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは枯葉剤被害者全員が支援を受けられるように、被害者を点検、分類を集中的に行っています。これを基礎に、私たちは枯葉剤被害者を対象に奨学金を支給したり、仕事を創出したり、融資を行うなどしています。私たちはフランス在留ベトナム人協会と協力して、支援を行っています」

2004年以来、ベトナムの枯葉剤被害者協会の支部が全国の63の省や市で結成され、その会員は36万人にのぼっています。2011年から2016年までの5年間に、同協会は1兆千百50億ドン、約55億円を募金しました。これらの金額はリハビリ施設の建設、雇用創出、チャリティハウスの修理と建設、薬の支給に充てられました。中部ダナン市の枯葉剤被害者協会のグェン・テイ・ヒェン会長は次のように語りました。

(テープ)

「私には日曜日がありません。枯葉剤被害者からの呼びかけがあればすぐに家を出かけます。枯葉剤被害者の痛みをある程度癒すことできれば、嬉しく思います」

ベトナム政府と全国民は力を合わせて、枯葉剤被害者の痛みを癒すため尽力しています。

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