貧しい労働者への補助基金

2008年以降、ハノイ市ののべ数千人の貧しい労働者は経済の発展、生活の改善にハノイ市労働連盟の補助基金を受けてきました。これは、労働者に対する労働組合の配慮を示すだけでなく、社会福祉の確保と貧困解消に寄与しています。

コックオアイ県フーマ小学校の教師グェン・ミン・トムの家庭は夫婦と2人の子供の4人家族ですが、日常生活は主に彼女の給料に頼っていますので、様々な困難にあります。2013年に、彼女は貧しい労働者向けの補助基金から1千万ドン、約5万円を借りて、鶏を飼育することにしました。家禽の飼育技術を正しく導入したお陰で、高い収益を収めました。トムさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「200羽の鶏のヒナを飼育し、4ヵ月後に出荷します。そして、また、新しい鶏を飼育します。だいたい、鶏の飼育4ヶ月間後の収益はおよそ1千万ドンに達します。」

トムさんの場合はハノイ市労働連盟の補助基金を得て、生活の質的改善を遂げた数千人の貧しい労働者の一例です。同基金の担当者チャン・バン・チュアット氏によりますと、貧しい労働者向けの補助基金は2008年に発足しました。2013年だけに、2600人の貧しい労働者が同基金から262億ドンの融資を受けてきました。また、今年上半期に、1400人の労働者が140億ドンの融資を受けました。その他、同基金は利子を活用して、学習において高い成績を収めたこれらの労働者の子弟にプレゼントをあげました。チュアット氏は次のように語りました。

(テープ)

「補助基金の目標は、ハノイ市内の貧しい労働者を対象にして、生産発展、日常生活用具改善、住宅設備改善の3つです。でも、同基金が開始して以来、今年は6年目ですが、日常生活用具改善と住宅設備改善という2つの目標がなかなか達成できません。というのは、基金の資金が多くないからです。そこで、国家予算からの追加資金を受けてから、それらの目標を実現します。現在、毎年、労働者の需要に10%~15%しか応じていません。」

現在、ハノイ市労働連盟はベトナム労働総連盟とハノイ市人民委員会を通して、貧しい労働者向けの補助基金を管理しています。その他、ハノイ市労働連盟は、ベトナム労働総連盟に追加資金の提供を提案しています。

同基金は功を奏しており、労働者の所得向上と生活改善に寄与する事でしょう。

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