ソクチャン省 クメール族のお寺の保存

(VOVWORLD) - ソクチャン省ケサック県ケタイン村にあるポ・ティ・フドック寺の改装工事は先月、完了しました。

ベトナム南部メコンデルタのソクチャン省は少数民族クメール族が多数住んでいる地方です。そのため、この省にはクメール族の寺院がたくさんあります。これらの寺院は、かつての民族解放闘争において革命活動家の受け入れなどをして、革命事業に大きく貢献してきました。現在、こうした寺院はソクチャン省の行政府の支援により、良く改装されています。

ソクチャン省 クメール族のお寺の保存 - ảnh 1ポ・ティ・フドック寺

ソクチャン省ケサック県ケタイン村にあるポ・ティ・フドック寺の改装工事は先月、完了しました。このお寺の住職ソン・サン大徳は、お寺はかつての民族解放闘争において多くの革命活動家にとって安全な家となったと述べ、次のように語りました。

(テープ)

「抗米救国闘争においては当時の住職カオ・クオン僧侶は立派な成績を収めてきました。お寺は敵の攻撃から避難した住民の避難場所となりました。当時の僧侶たちは、自分の食糧を住民に配りました。」

戦争時代、ポ・ティ・フドック寺は敵の爆弾で大きく破壊されました。2016年に省レベルの文化歴史遺跡として認定されたこのお寺は、ソクチャン省の行政府により展開されている寺院改装プロジェクトの優先寺院となりました。お寺の住職ソン・サン大徳は次のように語りました。

(テープ)

「お寺の本堂は省の資金によって改装されました。お寺の僧侶と教徒たちはとても喜んでいます。こうした立派な寺院になっているのは党と国家の大きな関心と支援によるものです。」

ソクチャン省 クメール族のお寺の保存 - ảnh 2オ・チュマラム寺

ポ・ティ・フドック寺と同様、ガナム町ヴィンクオイ村にあるオ・チュマラム寺も、かつての民族解放闘争において革命活動家の受入れ・保護など大きな貢献をしてきましたが、大きく破壊されました。革命事業に貢献したクメール族のお寺の改装・保存という国の政策を実施するため、ソクチャン省は10億ベトナムドン(日本円で500万円)の資金をこのお寺の改装工事に充てることにしました。オ・チュマラム寺の住職ソン・フォック・ロイ大徳は、お寺の僧侶と教徒は立派なお寺になっていることを喜んでいると述べ、次のように語りました。

(テープ)

「かつての住職は革命活動に参加しました。その住職と住職のおいも革命活動に参加しました。その住職は多くの革命活動家の受入れや、保護をし、お寺を革命の根拠地にしました。そのため、アメリカは爆弾を投下し、お寺を大きく破壊しました。戦後、限られた予算のせいで、大きな改装ができませんでしたが、その後、党と国家の関心により、大きく改装され、立派なお寺になっています。」

こうした輝かしい伝統を受け継いでいるクメール族の寺院はクメール族の人々に、愛国競争運動に積極的に参加し、地元の経済社会発展に貢献するよう働きかけます。

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