チャビン省 宗教信仰の自由確保を目指す

(VOVWORLD) - 南部メコンデルタのチャビン省の人口は100万人を超え、その中には、ベトナムの主要な民族であるキン族のほか、クメール族とホア族の2つの少数民族が含まれます。省民の多くは仏教、カトリック、プロテスタント、イスラムのほか、カオダイやホアハオなどベトナム独自の宗教を信じており、自由な信仰生活を楽しんでいます。
チャビン省 宗教信仰の自由確保を目指す - ảnh 1チャビン省ティエウカン県にあるラックヴォン教会

現在、チャビン省には宗教施設が約380か所あり、各宗教の教徒は約60万人を数えると推測されています。宗教施設のほか、村の守り神を祀る社や、民族英雄を祀る社など信仰施設が約470か所あります。チャビン省の各宗教の教徒たちは宗教行事の傍ら、地元の愛国競争運動に積極的に参加し、同省の社会経済開発に大きな役割を果たしています。チャビン省愛国僧侶団結の会の副会長を務めるオンメット寺の住職タック・オアイさんは次のように語りました。

(テープ)

「チャビン省愛国僧侶団結の会はチャビン省の祖国戦線の一員であり、僧侶と仏教徒に対し、党と国家の主張と路線、政策と法律に従って社会経済の開発に貢献することを働きかけるという任務があります。当会は仏教徒の精神生活を支援するとともに、地元の社会経済開発においても貢献したいと思います。国はチャビン省の宗教活動に多くの便宜を図っています」

チャビン省 宗教信仰の自由確保を目指す - ảnh 2ロンチュオン寺の宗教活動

チャビン省では、各宗教の教徒たちは互いに団結し合って地元の社会経済開発に取り組んでいます。ティエウカン県愛国僧侶団結の会の会長を務めるオチフック寺の住職タック・ウットさんは次のように語りました。

(テープ)

「現在、チャビン省愛国僧侶団結の会はクメール族の文化の保存と開発、およびクメール語教育の傍ら、「故ホーチミン主席の思想・道徳・ライフスタイルを見習おう」などの運動も進めています。また、仏教とカトリックとの団結を強化するために、ときどき仏教徒とカトリック教徒との交流会を行っています。例えば、僧侶がクリスマスに教会へ祝意を伝えに行くということです。これはベトナムの民族大団結の伝統です」

チャビン省は各宗教の平等、宗教信仰の自由を確保するため、国の宗教信仰政策の展開に力を入れています。また、各宗教の聖職者と教徒に国の宗教信仰政策を理解してもらうため、宣伝啓もう活動も進めています。チャビン省民族委員会の元幹部キム・ホン・ザインさんは次のように語りました。

(テープ)

「民族作業を上手く展開するためにはまず国の関連政策・法律を理解することが重要です。また、住民に国の関連政策・法律を理解してもらうようにすることも重要です。チャビン省の各民族は互いに団結し合って、宗教信仰に関する国の政策・法律を順守しています。国の支援により、住民の生活が徐々に改善されるとともに、住民の宗教信仰活動も活発に行われています」

これからもチャビン省は、地元の社会経済開発の傍ら、住民の宗教信仰活動に便宜を図る方針です。

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