(VOVWORLD) - バウバン工業団地、バウバン拡大工業団地の他、タンビン工業団地、ライフン工業団地、カイチュオン工業団地などもインフラ整備に力を入れており、企業の入居を迎える用意があります。
ビンズオン省の一角(写真:「Nhân Dân」紙) |
南部ビンズオン省バウバン県にあるバウバン工業団地は、南東部と中部高原地帯テイグエン地方の重要な貿易の玄関口である国道13号の一等地に位置しており、ビンズオン省における著しい経済成長に貢献しています。面積2000ヘクタールあまりのバウバン工業団地は、複数の有力投資家を誘致し、数千人の労働者を雇っていきました。
「投資家が来るのを待つのではなく、投資家を主体的に探しにいく」という方針を掲げ、ビンズオン省は有利な投資環境を整備すると同時に、投資誘致計画の立案、投資家探し、投資振興などを推進してきました。特に、同省は企業の事業活動に便宜を図るように工業団地におけるインフラ整備に重視しています。
ザウ委員長(写真:BTV) |
バウバン県人民委員会のボー・タイン・ザウ委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「地元の行政当局は、港湾、および経済地区を結びつける交通インフラの整備に配慮しており、投資を行っています。というのは、これらの取り組みは現地で投資を行う企業の事業活動の円滑化に役立つからです」
ビンズオン省は、経済の構造転換、とりわけ工業、貿易・サービス業、農業の発展を目指して、工業団地の開発を重要な「レバレッジ」と位置づけています。このような方針に基づき、近年、同省は、バウバン県における工業、手工業、貿易・サービス業への投資誘致に焦点を置いてきました。
2024年初頭の9カ月間、バウバン県は、36件の投資プロジェクトを誘致しました。うち34件は外国投資プロジェクトであり、その新規登録投資額はおよそ5900万米ドルに上っています。これまでに、同県では、登録投資額約46億米ドル相当の283件の外国投資プロジェクトを含むおよそ1500件の投資プロジェクトが実施されました。
多くの外資系企業は、バウバン工業団地で巨額の投資プロジェクトを実施しています。例えば、韓国の、Kalon Industries財団は、自動車用タイヤコードの製造プロジェクトに2億2000万米ドルを、または韓国のKyungBangベトナム有限会社は各種繊維と布地の生産プロジェクトに1億7900万米ドルを投じています。これらのプロジェクトは、加工製造産業、ハイテク産業の生産性の向上に繋がると同時に、付加価値の高い同期生産チェーンを段階的に形成し、これにより、経済成長、予算歳入、雇用創出に貢献すると評価されています。
スマートシティに伴う持続可能な産業発展を行う方針で、ビンズオン省は、クリーン投資の誘致を目指して、環境に配慮する近代的なグリーン工業団地の建設を進めています。バウバン工業団地の各企業は、稼働を始めてから、生産プロセス中に持続可能な環境保護計画を立案したり、ほこりや、排気ガス、廃棄物などの発生源に対して環境保全対策を講じたり、環境事故に低レベルから高レベルまで対応する計画を作成したりしました。これらの企業は生産活動におけるグリーン転換の重要性をますます認識しています。
最近では、Hai Thanh 木材加工有限会社はバウバン工業団地の 10万 平方メートルの敷地におけるレンタル工場とオフィスに 約1 兆 ドン、61億円程度を投資しました。同社のト・バン・ザン総裁は次のように明らかにしました。
(テープ)
「このプロジェクトは近代的な方向に沿って、グリーン、クリーン技術を使用しています。ですから、当社は、バウバン工業団地が望んでいる動向に対応できる顧客を選択します」
その一方で、バウバン工業団地の土地を借りたいという投資家のニーズに応えるように、ビンズオン省はインフラシステムを迅速に改善するために、資金調達に取り組んでいます。当面の焦点は、インフラストラクチャ システム開発、交通網の整備、幹線道路のアップグレード、拡張、新築を行う方針です。同時に、南方地域の居住地に点在している工業団地を北方地域に移転することになります。
ビンズオン省は、投資ブームを迎えるための完璧なインフラが整備されている地域の 1 つです。バウバン工業団地、バウバン拡大工業団地の他、タンビン工業団地、ライフン工業団地、カイチュオン工業団地などもインフラ整備に力を入れており、企業の入居を迎える用意があります。同時に、科学技術工業団地は地元の大きな発展のチャンスをもたらしています。