ベトナム企業33社、ドバイ・「Gulfood 2017」に参加
ことしは、120カ国の企業5000社や、170カ国・地域の観客9万5000人あまりが参加しています。ベトナムからは33社の代表が出展しています。これは農産物を紹介する世界規模の見本市で、農業発展に役立つものとされています。
UAE駐在ベトナムのファム・ビン・ダム大使(中央)が
ベトナムの展示ブースの開設式に参列
「Gulfood」は年次活動で、農産物に携わる企業に交流の場を作るものとされています。今年は、乳製品企業ビナミルクや、小売業者ハノイハプロ、VinEco、Vinグループなど中東地域に進出し地位を確立しているベトナム企業が参加しています。これは、ベトナム企業が自国の製品をPRするチャンスと見られています。
VinEco社のグエン・ティ・フゥオン・タオ副社長は、「我が社が農産物を海外で紹介するのは今回が初めて。現在、VinEcoが海外進出を進めており、ドバイを魅力的な市場と見なしている。今回は、トマトや、唐辛子、ザボン、ドラゴンフルーツなどを紹介する」と明らかにしました。
タオ副社長(右)とVinEcoの展示ブース
ベトナム企業は、コショウや、お茶、カシューナッツなども紹介しています。また、ミルクや、ジュース、缶詰食品もPRします。
ベトナム企業の展示ブースは観客の好評を得ています。この見本市を通じて、ビナミルクや、ハプロ、ロータスライスなどベトナムの有名なブランドは注目されています。
ビナミルク社の海外経営担当ディレクターボー・チュン・ヒェウさんは、「昨年の見本市で、我が社は1250万ドル相当の契約を締結できたが、今年に締結される金額が高まる見通しである」と明らかにしました。また、「Gulfood」を重視し、自社の製品を紹介するだけではなく、各市場に関する理解を深めるためのものとも見なしている」としています。
Gulfoodの1コーナー
中東・アフリカがベトナム農産物の重要な輸出先の1つであることから、この見本市は、ベトナム農産物の知名度の向上や、ブランド作りなどに役立つと見られています。次は、この見本市の様子をご紹介します。
LP社の製品が観客の注目を集める
びなみんるく社の展示ブース
Lafooco社のブース
タンファット社のブース
ベトナム企業のブースが大勢の観客を誘致
VinEnco社のブース
ベトナムのジュースが特別な注目を集める
ベトナム企業と協力しようとする現地の実業家
ロータスライス社のブース
ベトナムの幾つかの製品
幾つかの国のブース
写真:ラン・アイン