バモイさんのぶどう農園
南部ニントアン省ニンフォック県フォックトアン村に住むバモイさんは長年にわたって、ぶどうの栽培と「バモイ」のぶどうという商号作りを成功させて現在、彼のぶどう農園は毎日、観光客で賑わっています。
バモイさん(緑シャツの男)
バモイさんのぶどう農園はチャンパ塔の観光ツアーとバウチュック陶器村の見学ツアーに入っているからです。ジン川のモン橋に立てば、広々としたぶどう農園が目に付きます。バモイさんの住宅も村の中に最大で、最も目立ったものです。彼の家の軒先と家に至るまでの道の両側にはいつも車がたくさん並んでいます。このぶどう農園を訪れる観光客は、新鮮なぶどうや、ぶどう酒などを味わう事が出来ます。
バモイさんの話によりますと、彼にはぶどう栽培を初めて30年の経験があるそうです。ぶどうは高い収穫量を遂げるだけでなく、消費者に安全性を確保できています。「バモイ」ぶどうはVietGAPという農業生産管理基準を満たしています。
これは農産物の安全性を保証するために栽培・収穫・保存などの諸作業工程を規定するもので、農産物の品質向上に加え、生産者や消費者 の健康の保障および環境保護もその目的に含まれる基準です。だから、この基準を満たす農産物は出荷時の包装にVietGAP認定マークが明記され、消費者に安全性を明確にアピー ルできます。
(テープ)
「VietGAP認証の取得はベトナム農民の生活変貌に役立つものではありません。しかし、VietGAP認定マークが付いた農産物は、消費者に安心を与えます。」
「バモイ」ぶどうは、年に2回採れます。1回目の収穫期は一ヘクタールに付き10~15トンにのぼっています。現在でも、彼は、ぶどうの品質向上に配慮しています。
(テープ)
「私たちは、ぶどうの栽培と出荷を行う為に、域内の農民と連携をとっています。ニントアン省では、200ヘクタールあまりのぶどうがVietGAP基準に従う技術で、栽培されています。その他、私たちは、隣の村の83戸の農家にぶどう栽培を助けています。」
バモイさんのぶどうう加工工場は、ぶどうの栽培、ワイン生産、及びぶどうジュースやレーズンの生産を主に行なっています。ニントアン省における1ヘクタールあまりのぶどう畑に及ぶ数百戸の農家はこの工場の供給者となっています。バモイさんは「バモイ」ぶどうを国際市場に出荷するために、ヨーロッパの適正農業規範EurepGAP(ユーレップギャップ)に従って、ぶどう栽培手順を実現させる計画です。
ぶどうの栽培とエコツアーを結び付けて行なうことは、「バモイ」ぶどうを始めとするニントアン産のぶどうのピーアールに寄与することでしょう。