カインホア省はベトナム中部沿海部にある地方であり、新農村作り運動に積極的に参加しています。特に、同省のバ・クム・バック村は全国の中でも新農村作り運動の代表となっています。山岳地帯にあるバ・クム・バック村は樹木やお茶の栽培面積が多くて、畜産業も発展しています。特に新農村作り運動のお陰で、住民の生活レベルは著しく向上しています。
新農村作り運動はカインホア省に新風を吹き込んでいます、2013~2014年期において、バ・クム・バック村の指導部は農産物と樹木の栽培と畜産発展に2億7千7百万ドンを支出しました。それに伴い、村の指導部は稲作、トウモロコシの栽培にも投資しています。バ・クム・バック村の人口大多数は農民です。これにより、村の指導部は住民が新農村作り運動の大きな意味を理解できるように積極的に宣伝してきました。カイホア省、カインソン県人民委員会のマウ・タイ・ク副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「新農村作り運動を展開した当初、我々は多くの困難に直面していました。住民の大多数はこの運動を支持しています。彼らは自分の土地を自発的に提供したり、交通路や学校、医療所、文化会館の建設に参加したりしました。この地域に住む住民の大多数は少数民族ラクライ族の人々です。ですから、彼らの知識はまだ低いです。我々は専門職業や人材育成事業に尽力しています」
この4年間、バ・クム・バック村の指導部は村の道路拡張と学校の改修に63億ドンを支出しました。そのほか、村の指導部はカインソン村の職業訓練センターと連携して、縫製、溶接などの様々な職業訓練コースを開いてきました。新農村作り運動にスムーズに参入しているこの村は政府の各プロジェクトを具体化させ、各農民家庭に融資を行い、農作物や樹木栽培と畜産を発展させてきました。
バ・クム・バック村の新農村作りはカインホア省の飢餓貧困解消事業に大きく寄与しています。そのほか、カインホア省人民委員会は省内に住む各少数民族の人々に優遇政策を実施しています。これにより、同省の新農村作り運動が活発に行なわれています。カインホア省少数民族問題担当委員会のグェン・クァン・ゴク委員長は次のように語りました。
(テープ)
「わが省の指導部は2010~2015年期における山岳地帯経済社会発展に向けての特別な計画を作成して、中でも青年同盟と農民協会は各少数民族が農業モデル作り、社会福祉確保、インフラ整備に関する認識を向上させるための宣伝啓蒙活動を行なってきました。そのほか、我々は電気網改修、浄水提供を支援しています。こうした特別な計画により、我々はまもなく農村作り運動の19の目標を完成させます。」
バ・クム・バック村はカインホア省内ではまだ貧しい地方ですがこれまでに新農村作り運動の6つの目標を達成しました。この村の住民は全て19の目標を達成するため、毎日、全力をあげて、取り組んでゆくことでしょう。