ディエンビェン省における新農村作り

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 ベトナム西北部に位置するディエンビエン省(dien bien)は21の少数民族の人々が共存しています。様々な伝統文化の色彩を持つデェンビェン省は潜在力を生かして、観光産業を発展させており、ベトナムの新農村作り運動に積極的に寄与しています。デェンビエン省、ムォンファン村(muong phang)、チェカン村落(che can)では観光業にも力を入れて、ベトナムの観光発展事業のモデルとなっています。2009年以来、この村落は国内の20の村と共に、「民族の伝統文化の保存」というプロジェクトを実施しています。

このプロジェクトは政府から90億ドンの援助金を得て、10棟の高床式の家を建設し、祖先の錦織という伝統的職業や伝統音楽を復活させてきました。チェカン村落のカーバンオイ(ca van oi)村長は次のように語りました。

(テープ)

「省の行政当局は住民が錦織業を発展させるように出資しました。2010年、5―6人からなる錦織グループが設立されましたが、その内の1人は職人です。それ時以来、毎年、錦織訓練コースを開いています。この村にも訪れる観光客はこの品物をとても気に入っています」

錦織の製品はスカーフ、バッグ、布団など色々です。チェカン村の女性たちは農作業のほか、故郷の伝統的職業を守り続けています。この村に住むロテェチュンさん(lo thi chung )は次のように話しています(テープ)

「錦織は故郷の伝統職業です。我々はとりあえず、この職業を子や孫に教えたいですね、そして国内外の観光客に故郷の文化の美しさを紹介したいと思います。この仕事のお陰で、我々の収入も上がっています」

チェカン村の伝統文化の発展は新農村作り運動の促進事業における新たなモデルとなっています。ムォンファン村人民委員会のロバンビェン(lo van bien )委員長は次のように語りました。

(テープ)

「我々は地方の特産を生かし、更に、観光産業を発展させています。我が地方の特産は錦織、果樹などです。我々は地方の伝統文化の美しさを紹介するため、観光客との文化交流、文芸交流を常に行います。」

これまでに、観光文化村というモデルはデェンビエン省の全体に広がっています。この省の観光文化村は8箇所あり、錦織グループだけでなく、民族音楽舞踊団 も結成されました。共同で観光発展させるというモデルは地方の光景を美しくするだけでなく山岳地帯に住む貧しい少数民族の人々の生活改善もしました。デェンビエン省、タインスォン(thanh xuong)村、テン(then)村落のロバンウン(lo van un)村長は次のように語りました。

(テープ)

「文化的な村作りは村の人々が故郷の文化の価値を理解するためのものです。それらを通じて、住民は村の道、文化会館の改修や文化文芸活動に積極的に参加するようになりました。そのお陰で、我が地方の新農村作り運動は発展しています」

これまでにディエンビェン省は省内の8の村で少数民族の文化村を作ってきました。今後、タイ族、モン族、カム族、ハニ族の人々向けの10の文化村を作る予定です。デェンビェン省は地方の観光産業発展のモデルとなっており、新農村作り運動に大きく寄与することでしょう。

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