ドイソン村の田んぼ祭り

ドイソン村の田んぼ祭り - ảnh 1

毎年、旧正月のテトの後には、北部のハナム省、ズイティエン県にあるドイ・ソン村で田んぼ祭りが行われます。農業の発展を願う祭りの一つです。

この田んぼ祭りは、旧暦の1月7日に行われます。歴史書によりますと、987年に、レー・ダイ・ハイン王がドイ山に赴いて、田んぼを耕しました。それ以降、リー王朝、チャン王朝、レ王朝、グエン王朝でも新春には、王が田んぼを耕し、豊作を祈る

儀式を行ってきました。そして数千年経った今でも、この祭りが続いているのです。

ドイソン村の田んぼ祭り - ảnh 2

祭りでは、レー・ダイ・ハイン王が田んぼを耕す様子が再現されます。これは王が民と困難を分かち合い、また民に対して勤勉であるよう望んでいることを表しています。ズイティエン県文化情報室のチャン・ディン・ティエン室長は次のように話しました。

(テープ)

「王様にふさわしい重厚な動作ができて、その威厳を表現できる演者を選びます。他の住民とも関係が良好で、農業生産にも優れた人物でなければなりません。」

現在の田んぼ祭りは、国の平和と豊作を祈る儀式というだけではなく、農業とその関係者や農村に感謝するものにもなっています。

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また、ドイ・ソン村は、新農村づくりプログラムを試験的に実施する地域に選ばれ、この3年でプログラムの19の基準のうち、12の目標を達成しました。村は大きく生まれ変わりつつあり、電気網や幹線道路、学校、医療機関などが整備されてきました。ハナム省共産党委員会のチャン・スアン・ロック委員長の話です。

(テープ)

「ドイ・ソン村の田んぼ祭りは重要な文化的活動となっていて、多くの人にとって深い意味を持っています。ハナム省の農民は田んぼ祭りで盛り上がり、その高揚した雰囲気で生産に励みます。先進技術も取り入れて、農業の発展に尽力しています。新農村作り運動にも積極的に取り組んでいます。」

田んぼ祭りは、古くからの伝統を受け継ぐとともに、若い世代に故郷と国の発展に貢献するよう語りかけるものにもなっているようです。

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