ベトナム南部ニントァン( Ninh Thuan) 省ニンフォック( Ninh Phuoc) 県フォクハウ( Phuoc Hau) 村には農家3500世帯ありますが、少数民族チャム族の人口割合はその半数にのぼっています。この村は新農村作りプログラムを実施してからの3年間で、村内の住民生活は著しく改善されてきました。
かつて、この村への7本の道路はすでに舗装されており、多くの新しい家々が建設され、田んぼへの道、村の正門も改修されました。それに伴い、地方行政府は少数民族チャム族の人々の通過儀礼や習慣の保存、社会安全秩序維持事業及び社会福祉事業に深い関心を寄せています。
この3年間、フォクハウ村の行政府は新農村作りプログラムに100億ドンの資金を拠出しましたが、その内の大部分は住民からの資金です。村に住む76歳のバビンロイさんは100平方メートルの土地を提供しただけでなく、1ヶ月分の年金を寄付しました。そのロイさんは次のように語っています。
(テープ)
「私は田んぼで生まれ、稲と野菜のおかげで育ちました。特に、ベトナム民族の敬意する主席であるホーチミン主席も生前、農民と一緒に畑で働いたことがあります。そんな偉大な指導者ありながら、国民の生活ぶりを把握し、国民の幸福のために、身を捧げてきました。ホーおじさんのお手本にして、私は故郷の発展事業に力を入れたいと思いました」
ロイさんはこのように語りました。
フォクハウ村のインフラ整備に伴い、同村の行政府は植物保護局と協力して、稲作に近代的な技術を導入するという研究テーマを実施しています。これにより、新技術を試験的に行っている10ヘクタール面積で稲作生産高は1ヘクタールあたり、9トンに達し、以前と比べて、5トン増となっています。村には900ヘクタールの稲作面積がありますが、これまで20台機のコンバインを所有しています。村では新農村作り運動が盛んで、19の運動のうち、すでに17を達成しています。フォクハウ村人民委員会のファバンバウ委員長は次のように語っています。
(テープ)
「今後、我々は引き続き、新農村作りプログラムを大々的に宣伝します。それにより、村の全ての人々はこのプログラムの深い意味を理解し、故郷の建設事業に寄与するため、力をあわせるようになります」
ファバンバウ委員長はこのように語りました。
これにより、ニントアン省ニンフォク県フォクハウ村は恵まれた強みを生かして、党委員会行政府と住民の取り組みにより、将来、新しい農村づくりの目標を達成することでしょう。