旧正月テトを控え、桃、金柑の栽培業者繁忙期

(VOVWORLD) -2021年の旧正月テトが近づいています。ベトナム人は、テトになると、家に金柑の木、桃、梅の花などを飾る習慣があります。
旧正月テトを控え、桃、金柑の栽培業者繁忙期 - ảnh 1VGP/ Nhật Bắc撮影

首都ハノイ市テイホ(Tay Ho)区にあるニャッタン(Nhat Tan)、トーリエン(Tu Lien)の村は、金柑の木とモモの栽培で有名になっています。この数日間、モモ、金柑の栽培業者たちは、ハノイ市内と全国各地に大量の鑑賞用モモの木、金柑の木を提供するため、繁忙期を迎えています。

ニャッタン村を訪れると、モモの栽培業者の多忙さを実感することが出来ます。沢山の蕾を付けたモモの木は、丁寧に手入れされています。長年にわたってモモの木の栽培をしたロンおじいさんは次のように明らかにしました。

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「モモの花がテトの間に合わせて咲くように、現時点では、小さな蕾が付いているモモの木だけに、水をやります。今年の春は、良い天気なので、モモの花はキレイに咲くでしょう。」

一方、400本のモモの木を所有している他の栽培業者のハインおじいさんは、モモの木の手入れ技術について次のように明らかにしました。

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「モモの葉を摘む時期からモモの木を出荷するまでの間は、毎日のように天気を見極めます。とても寒い時にモモの木をよく手入れする必要があります。しかし、暖かい時は、そんなに多くの手入れする必要はありません。」

旧正月テトを控え、桃、金柑の栽培業者繁忙期 - ảnh 2

旧正月テトを控えた2~3週間前になると、多くの機関や会社がニャッタン村、トーリエン村に、モモの木、或いは、金柑の木を買いに、あるいは、借りるためにやってきます。

首都から西へ約55キロメートル離れた所のビンフック省ビンイエン市人民委員会に勤めるフィンさんは、同委員会の敷地内に大きなモモの木を選びながら、次のように語っています。

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「昨年と同様に、今年のテトにも、モモの木を買って、飾ることにしました。昨年、ニャッタン村のモモの木を買いました、旧暦1月15日までになってもモモの花は美しく咲き誇りましたよ。ニャッタン村のモモの花は有名なので、人気がありますね。」

旧正月テトを控え、桃、金柑の栽培業者繁忙期 - ảnh 3

モモのニャッタン村の近くには金柑のトーリエン村があります。この数日、この村は金柑の木に注文を付ける人々で賑わっています。今年は丑年ですから、普通の金柑の木の他、水牛の形を模った独特な金柑の鉢も沢山並べられています。特に、花、若葉、青色と黄色の金柑の実が付いてある金柑の木は一番人気があるようです。金柑の栽培業者の一人は次のように語っています。

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「今年は、新型コロナウイルスの影響で、多くの会社は困難な状態に直面しています。そこで、金柑の木の売れ行きは、例年より、遅れています。価格も、昨年より安く売っています。美しく立派な金柑なら、昨年に約1200万ドン(5万4千円程)の価格で売れましたが、今年は、1千万ドン(4万5千円程)でした。そして、昨年の現時点なら、我が家は50本の木を売りましたが、今年は、まだ30本しか売れてません。」

ハノイ市だけでなく、多くの省、市の金柑の植木職人たちは、美しい金柑の木を出荷するために、忙しくなっています。

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