錦織りの発展に励むダクラク省の女性たち

(VOVWORLD) -2021年の旧正月テトの明けに、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省ブオンマートート市のトンボン錦織り協同組合のメンバーたちは、生産活動を再開しました。彼女たちは、いつものように伝統的錦織りの維持、発展に励んでいます。
錦織りの発展に励むダクラク省の女性たち - ảnh 1

ヤム・ブクロンさん一家は、この15年間にわたって、錦織り業をメインにして生計を立てています。彼女と4人の親戚が錦織り協同組合の仲間です。ヤムさんは次のように明らかにしました。

(テープ)   

「私は、錦織り協同組合に入ってから、錦織りを勉強しました。そして、二人の妹と二人の娘に錦織りを教えました。かつて、農作業が主でしたが、協同組合に入ってからは、錦織りの仕事で収入を得ています。」

ヤムさんの娘のフェベ・ブクロンさんは、現在、師範短期大学の学生ですが、これまで4年間に及ぶ錦織りに従事してきました。16歳の頃から、母親に錦織りを教わりました。最初は、好奇心で知るための勉強でしたが、勉強すればするほどこの仕事が好きになったそうです。

(テープ)

「現在、シャツやドレスの模様が織れるようになりました。それぞれの模様は、違う名前がありますので、私は全ての名前を覚えませんが、織ることが出来るだけです。錦織りの仕事は、職人の勤勉さと忍耐力が求められます。」

錦織りの発展に励むダクラク省の女性たち - ảnh 2

ところで、トンボン錦織り協同組合は、2003年に設立されました。当初のメンバーは10人だけでしたが、現在は、45人に上っており、手織り、機械織り、デザイン、縫い付けなど様々な仕事を負担しています。全ての織物は、中部各省に安定的に出荷されるので、収入もかなり安定しています。2020年、同組合の年収は12億ドン、554万円で、一人の平均月収は、320万ドン~350万ドン、約1万5千円~1万6千円に達しています。

錦織協同組合のメンバーの一人は次のように語りました。

(テープ)                

「私たちの錦織の仕事はさらに維持、発展されるよう期待しています。さらに、更なる多くの人々が私たちの作った織物を愛用するように望んでいます。」

ダクラク省に住む少数民族エデ族の女性たちは、錦織協同組合に参加して、収入を得る傍ら、自らの民族の伝統的な職業の維持と発展に貢献することです。

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