2012年の経済社会発展状況と2013年の任務に関するズン首相の報告
22日、ハノイで開かれた第13期ベトナム国会第4回会議が開幕しました。開会式で、ベトナムのグェン・タン・ズン首相は2012年の経済社会発展状況と2013年の任務に関する報告を行いました。今日のこの時間はズン首相の報告の主な内容をお伝えします。

グェン・タン・ズン首相
報告の中で、ズン首相は次のように明らかにしました。世界経済が複雑に推移していたから、経済社会発展計画の実施を指導することは多くの試練に直面しています。そのため、政府はインフレの抑制、マクロ経済の安定化、経済構造の再構築、社会福祉の確保などを優先的に行うという国会決議の目標を実現するため、足並みを揃えた一連の対策を実施しました。これにより、年初からの9ヶ月間、インフレ率が徐々に抑制され、消費者物価指数の上昇率は5,13%に達し、歳入は67,3%、経済成長率は4,73%に達しました。また、行政改革も幅広く展開され、汚職撲滅への指導が積極的に行われました。ズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「一般的に見ると、多くの困難に直面していましたが、2012年の経済社会発展計画の実施を指導する活動は共産党と国会の決議に基づいて行われました。これにより、インフレが抑制され、マクロ経済が安定化され、農業の伸び率が高度に発展し、社会福祉が確保され、対外活動と国際社会への参入が前向きな成果を収めてきました」
このように語ったズン首相は2013年の目標について、次のように語りました。
(テープ)
「マクロ経済の安定化、インフレの抑制にさらに力を入れる必要があります。具体的には経済構造の再構築、社会福祉の確保、対外活動と国際社会への参入、国防と政治・社会の安定化などを強化しなければなりません。」
このように語ったズン首相は「2013年の目標について、GDP国内総生産の成長率はおよそ5,5%に、輸出総額は10%増に、貧困世帯の割合は2%減となる」と明らかにしました。これらの目標を実現するため、ズン首相は「9つの主な対策を発表し、その中で、マクロ経済の安定化、インフレの抑制、社会福祉の確保、行政改革の推進のための措置を引き続き強化する」と強調しました。
報告の中で、ズン首相は「ベトナム政府の閣僚は指導や管理に関する自らの弱点を見極めた上で、責任感を高め、託された任務を遂行するため全力を尽くす」ことを約束しました。