2012年の経済面での目標の実現に向けてのベトナム政府の決意

2012年、ベトナム政府はインフレ率を1桁台に抑制、マクロ経済の安定化と銀行の融資金利の引き下げに取り組むとともに、生産経営活動を促進するための税制を取ります。これらの目標を実現するための具体的な対策は先週末ハノイで行われたベトナム政府の1月の月例会議の直後行われた記者会見で触れられました。

2012年の経済面での目標の実現に向けてのベトナム政府の決意 - ảnh 1

記者会見で、政府官房のブー・ドク・ダム長官は「2012年、ベトナム経済は2011年より多くの困難に直面する可能性がある。ベトナム政府は年初から、提出した対策と措置の実施に決意を固めた」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「「政府はインフレ率を1桁台に抑制することと、マクロ経済の安定化に全力を尽くします。そのほか、経済成長率の維持にも励みます。これはマクロ経済の安定化に寄与するとされています。そのほか、企業への補助政策、措置を取ります。」

ダム長官はこのように語りました。

記者会見で、マクロ経済の安定化を目指す措置の一環として、銀行システムの決済性の保証が取り上げられました。これと同時に、銀行の融資金利の引き下げ、外貨との為替レートの安定化のための措置を効果的に実施するということです。ベトナム国家銀行通貨政策局のグェン・ティ・ホン局長は各銀行が今後取る予定の措置について、次のように語りました。

(テープ)

「現在、国家銀行は銀行の決済性に関連する諸問題を今年の第一四半期に決着できるように一連の多くの対策を取っています。2月に信用機関が政府が提出した対策を実施するための指示が出されます。銀行の融資金利の引き下げに関しては、2011年末にインフレ率が低下したため、融資金利の引き下げができますが、具体的な時期と引き下げ幅が今後検討されます」

ホン局長はこのように語りました。

2012年に、ベトナム政府はマクロ経済の再構築を引き続き促進します。ベトナム政府官房のダム長官は「経済の再構築には公的投資、銀行に力を入れるとともに、国営企業の再構築を重視する」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「第1は国営企業が経済発展を促進するための分野の発展に力を入れるということです。第2は企業の管理能力を向上させるということです。第3は企業に対する国家管理に関する問題です。政府は国営企業がすべての分野を網羅するのではなく、重要な分野しか網羅しないという主張を実施します。」

ダム長官はこのように語りました。

2012年、ベトナム経済は多くの試練に直面しますが、各地方と部門の決意により、経済面での目標が実現されることが期待されています。

 

 

ご感想

他の情報