2013年に、ベトナムが国連人権理事会に選出されたことや、新憲法改正案が採択されたことなどは、人権問題に関するベトナムの際立った成果と評されています。

去る11月１２日、国連の人権理事会の選挙が実施され、その結果、アジア太平洋からベトナムは高い得票で選出されました。これは、ベトナムにとって大きな栄誉で、国際社会からの好感を示すものと見られます。友好国各国はベトナムが国連人権理事会に選出されたことを高く評価しました。国連駐在パキスタンの マスード・カーン大使は「この選出結果は印象的なもので、世界の人権保護の促進に対するベトナムの威信と力を示している。ベトナムは経済発展だけでなく、国民の民事、文化、社会などに関連する権利の保護に配慮している」と明らかにしました。一方、国連駐在サウジアラビアのアブドッラー・ ヤフヤー・アル＝ムアッリミー大使は「ベトナムが国連人権理事会の一員になることは評価に値するものである。私たちはベトナム国民の成果を高く評価する。ベトナムの努力により、今後、国連人権理事会がさらに促進されることを期待する」と強調しました。

一方、2013年に採択された憲法改正案は人権に関する十分な認識を示しています。1946年に制定された憲法から2013年に改正された憲法に至るまで、経済、文化、社会、政治、民事行政などあらゆる分野におけるベトナム人の権利を十分に規定しています。それらの内容は国連憲章、世界人権宣言、人権に関する国連の条約などに合致しています。

経済面で、この5年間、ベトナムは経済成長率を約6％程度で維持し、800万人に雇用を創出し、貧困率を9・5％に削減しました。さらに、医療、教育サービスが改善され、少数民族の人々向けの福祉が確保され、人間開発指数は日増しに高まっています。ベトナム国連のミレニアム目標を実施し、一部を完了し、飢餓貧困解消事業において模範として評価されています。今後、ベトナムは国連人権理事会の一員として、そして、新憲法改正案の実施に力を入れます。これにより、ベトナムは人権問題にさらに多くの成果を収めることでしょう。