2013年・ベトナムとインド、そして日本との団結年
今年はベトナムと日本、そしてベトナムとインド国交樹立40周年を記念する様々な活動が開催されます。同じくアジアに位置するベトナムと日本、及びインドとの関係は多くの分野で発展し、目覚しい成果を収めています。
ベトナムとインドの関係は従来から友好関係があり、故ホーチミン主席とインドの故ネルー首相により培われたものです。1954年10月、ハノイがフランス植民地主義者から解放された後、ネルー首相はベトナムを訪れました。これはベトナムが独立を勝ち取った後、行われた外国の指導者による初の訪問であるだけでなく、戦争中と平和時代における両国の緊密な協力を示しました。ベトナムの民族解放闘争にインド国民は「あなたの名前、私の名前、我々の名前はベトナム」というスローガンを掲げ、ベトナムを大きく援助してきました。こうした終始一貫した友好関係は現在における両国の関係発展に着実な基盤を作り出しています。
2007年7月、両国の戦略的パートナー関係が構築されてから、両国の指導者はあらゆる分野においてこの戦略的パートナー関係の促進、中でも友好関係の保存や発揮、草の根外交活動の強化は双方関係の発展だけでなく、多極世界の構築、そして地域の平和、安定、持続的な発展の維持にも寄与するとの見解で一致しました。それで、2007年から2012年にかけて、5回にわたり両国の人民友好フェスティバルが開催されました。全インド平和連帯機構のレッディー元事務局長は次のように語りました。(テープ) Yadav Reddy
「両国の草の根外交活動によるプラス影響は大きいと思います。というのはインドとベトナムとの親しい関係と特別な友好は祖国解放事業と侵略者との戦いの歴史に関する類似点から発展しているからです。今年、ベトナムとインド国交樹立40周年、及び戦略的パートナー関係設立5周年を記念する様々な活動は行われますが、両国の団結と友好関係の更なる強化に寄与すると期待します。」
レッディー元事務局長はこのように語りました。
一方、両国の間に複数の具体的な協力計画が進められています。ベトナムの歴史学者レ・バン・ラン教授はインドの同僚と力を合わせ、ベトナム・インド文化研究共同計画の作成にあたっています。これは両国の国交樹立40周年、および戦略的パートナー関係設立5周年を記念するものです。レ・バン・ラン教授は次のように話しました。(テープ)
「文化面でのベトナムとインドの関係は平和、協力、友好関係の特徴があります。我々が作成している研究計画案は両国の友好関係と平和、及び文化面での協力のピーアールに寄与するものとなると思います。」
ラン教授はこのように話しました。

他方、ベトナムと日本は地理的に近く、文化面でも類似点があり、以前に交易があったことから緊密な関係を築くことができました。両国は2009年、アジアの平和、繁栄に向けての戦略的パートナー関係を構築しました。両国は互いに優先政策を適用するだけでなく、草の根外交活動を絶え間なく拡大しています。2013年は「日越友好年」としました。また、ベトナム政府は40年にわたった両国の協力を記念する一連の出来事を開催する計画を立てました。ベトナム外務省・対外経済基金のチャン・ゴック・アン局長は次のように語りました。(テープ)
「ベトナムのイメージをピーアールし、又、日本国民のベトナムへの理解を深めてもらうため、ベトナムの首相と共産党書記局は今年を日本との団結年にすることを決め、訪問団の交換や経済、文化、教育分野での協力の強化を目指す一連の活動を計画しています。これまで、両国の投資、貿易協力は迅速に発展してきましたが、潜在力に見合っていないと思います。投資、貿易振興活動を効果的に行うならば、日本から更なる投資を誘致することでしょう。」
アン局長はこのように語りました。
ダイナミックな発展を遂げている地域に位置するベトナム、日本、インドは緊密な連携と戦略的パートナー関係の深化により、自国の利益を保護すると見られます。