2019年最も際立ったいくつかの経済ニュース

(VOVWORLD) -2019年の最も際立った経済ニュースは地域と世界経済が停滞している背景の中で、ベトナムの経済成長率が7.02%に達したということです。

その中で、ベトナムは国会が経済発展に関して打ち出した12の目標値のすべてを遂行し、輸出超過額が99億ドル、FDI=外国直接投資総額が380億ドルに達しました。

*第2はベトナムとEU=欧州連合が9年間の交渉の結果、2019年6月30日にハノイでEVFTA=ベトナム・EU自由貿易協定、および、EVIPA=ベトナム・EU投資保護協定を締結しました。これはベトナムとEUとの最も次世代の貿易協定となります。EVFTAとEVIPAは、ベトナムがグローバル化と世界の貿易円滑化に多大な貢献をする国として国際社会において高い地位を占めていることを示しながら、ベトナムとEUの関係を新たな発展段階に押し上げる」とされています。

*第3は共産党政治局が初めて外国投資誘致に関する決議を公布したということです。8月20日、政治局は2030年までの制度・政策の整備方針に関する共産党政治局決議50号を公布しました。決議は外国直接投資に対する指導方針として、投資を奨励し、他の経済セクターとの協力や健全な競争を行い、長期的に発展できる条件を整えること、FDIに関する制度・政策を国際基準や国際公約に合わせる方向で整備し、一貫性や公開性、透明性、高い競争性を確保するなどを明らかにしました。

*他の際立った経済ニュースとしてはWEF=世界経済フォーラムが発表した2019年版の「世界競争力報告」で、ベトナムは前年の77位から10ランク上がり、141か国と地域の中で67位に立ったということです。これにより、ベトナムは競争力向上が最も早い国となりました。報告は、地政学や貿易状況の不安定により、世界経済が減速している背景の中で、ベトナムは外国投資誘致を推進し、地域の商取引中心地になる可能性があると評しています。

*2019年のもう一つの経済大ニュースとしてベトナムの新興航空会社バンブーエアウェイズ(Bamboo Airways)は、1月16日より定期便の運航を開始したということです。ベトナム国内線に就航する航空会社はベトナム航空、ベトナムエアサービス(VASCO)、ベトジェットエア、ジェットスター・パシフィック航空に次いで5社目となっています。


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