ASEANの加盟国としてベトナムの2013年の任務

アセアン東南アジア諸国連合の加盟諸国間との協力はベトナムの安全保障と発展にとって、戦略的な役割を担っているとされています。2013年、ベトナムはアセアン加盟諸国との関係を深化させ、国際社会におけるベトナムの地位の向上に引き続き取り組む方針を固めています。

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アセアンの加盟国となってからこの18年、ベトナムはアセアン加盟諸国との協力を共産党と政府の対外路線における重要な一部と看做しています。ベトナム共産党の第11回大会の決議は「ベトナムは強固なアセアン共同体作りのため、主体的、かつ、積極的に他の加盟諸国と連携する」と強調しました。2012年、ベトナムは2009年から2012年までの期間におけるアセアン・中国との対話関係のコーディネーターとしての役割を果たしました。ベトナム外務省アセアン局のグェン・ティン・ミン局長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはアセアン・中国との対話関係を強化するため、そのコーディネーターとして役割を立派に果たしました。アセアンにとって、中国は重要な戦略的パートナーです。対話の内容にはベトナム東部海域(南シナ海)に関連する問題があります。ベトナムは自国の主権を確保するしながらも、アセアンを代表して、アセアンと中国との関係強化に取り組みます。2012年、中国とアセアンはDOC南シナ海の行動宣言の履行、ひいては、COC行動規範に関する交渉に関連する問題についての会議が開催されました。これは中国とアセアンとの対話関係のコーディネーターとして活躍したベトナムの成功を示しています」

グェン・ティン・ミン局長はこのように語りました。

一方、2013年始め、ベトナムのレ・ルオン・ミン外務次官はアセアン事務局長に就任しました。アセアン間の団結の維持、アセアン域外との協力の強化、アセアン共同体の構築を予定通りに実施するなどアセアンの多くの重要な任務を果たすことは簡単ではありません。アセアンのミン事務局長は次のように語りました。

(テープ)

「アセアンは平和、安定した環境を整える必要があります。ベトナム東部海域における領有権の争いが複雑に推移している背景の中で、DOCの履行とCOCの早期作成は非常に重要な役割を担っています。」

ミン事務局長はこのように語りました。

これまで、ベトナムは2015年までのアセアンへの参入に関する政府の行動プログラムを採択しました。2013年の具体的な任務について、さきほどの外務省アセアン局のグェン・ティン・ミン局長は次のように語りました。

(テープ)

「地域と国際諸問題の解決にあたり、アセアンの団結を強化するとともに、アセアンの核心的役割を担うためどのようにすればよいかが課題となっています。ベトナムはアセアン加盟諸国と協力して、アセアン共同体作り、インフラ整備や人々の連結に取り組みます。」

グェン・ティン・ミン局長はこのように語りました。

ベトナムは現在、アセアン加盟諸国と連携して、アセアンが国際社会における強固な組織になるために全力を尽くしています。

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