16日、ベトナムのグェン・タン・ズン首相はインドネシアのユドヨノ大統領の招きに応じて、ハノイを発ち、インドネシアで17日から19日にかけて行われる第19回ASEAN首脳会議及びASEANプラス3首脳会議、EAS東アジア首脳会議、ASEANプラス1などの関連各会議に出席する為インドネシアに到着しました。第19回アセアン首脳会議は、ASEAN地域が順調に発展している背景の中で行われました。世界の多くの国と地域の経済も変動している中、ASEAN諸国は政治が安定し、経済が徐々に回復しています。これは、ASEANがダイナミックに発展している地域を示すものです。ASEAN諸国の指導者らは、今年中にASEAN共同体作り、形成されている地域におけるASEANの中心的な役割の維持、2015年後の階段におけるASEAN行動計画の作成の三つの主要な任務の実施を優先させることで一致しました。又、第19回ASEAN首脳会議は第18回ASEAN首脳会議の収めた成果を総括すると共に、国際社会におけるASEAN共同体の役割を発展させる措置を検討することになります。これについて、ベトナム外務省ASEAN局のグェン・ティン・ミン局長は、次のように語りました。
「テープ」
「ASEAN諸国の指導者は、諸組織と多国間のフォーラムにおける相互協力をさらに強化する措置を検討します。その一方、地球規模の試練への対応や世界の他国と分かち合いを目指す問題についての討議も行われます。」
ミン局長はこのように語りました。
今回の首脳会議で、討議される一つの主な議題は、ASEANつながりに関する総合的計画を展開することです。これは地域枠内諸国の格差の是正を目指すベトナムのイニシアチブです。これについて、インドネシアのマルティ外相は次のように語りました
「テープ」
「今回の首脳会議はASEAN諸国にとってASEANつながり計画を実施する良いチャンスです。私達は2010年ハノイで採択されたアセアンつながりに関する総合的計画をはじめASEANによる公約の実施プロセスの強化を支持します。」
マルティ外相は、このように語りました。
ASEANへ加盟して以来、ベトナムは地域の発展に全力をあげて取り組んでいます。今回の首脳会議で、ベトナムのグェン・タン・ズン首相はアセアン諸国と共に、ASEAN諸国との協力関係をさらに強化するため様々な措置について討議します。又、ズン首相は、ASEAN諸国の指導者や中国、日本、韓国、国連、アメリカ、ロシアなどの相手国の指導者とそれぞれ会見します。これにより、ベトナムとそれらの各国との関係が強化されることになります。これについて、先ほどのグェン・ティン・ミン局長は、次のように語りました
「テープ」
「2010年のASEANの議長国としての役割を成功させたベトナムは、ASEAN諸国との協力の強化及び国際社会においてベトナムの地位の向上に寄与しました。その結果を発揮して、ベトナムは、今回の首脳会議で、ASEANつながりプロセスや2015年までのアセアン共同体作りロードマップの実施、地域枠内の平和、安定、安全保障の確保に積極的に参加します。」
ミン局長はこのように語りました。
今回の首脳会議に出席するグェン・タン・ズン首相は、「ベトナムはASEANの積極的なメンバーである」というメッセージを送っています。